2016年12月21日水曜日

カーナビ使用中に再生中の曲名を表示させたい

iPodで曲をシャッフル再生させているときに、時折「この曲何だっけ」と思うことがあります。カーナビ使用中でも一番上の行に再生中の曲名が表示されていればすぐにわかるのですが、現在のマツダコネクトはそのような仕様になっていないため、都度コマンダーノブの左上のボタンを押して音楽再生画面に切り替える必要があります。

画面を2分割して、一方をカーナビに、もう一方を音楽再生画面にすることはできますが、これだとカーナビの画面が半分になってしまいますし、再生中の曲名を知るだけのために画面の半分を使う必要を感じません。もう少しバランスの良い表示のしかたはないものでしょうか。

スマホスタンドをつけてそこにiPodを据え付けるようにすれば再生中の曲名を知ることができるのですが、それだと脇見を誘発しそうですので、乗り気になれません。

2016年12月17日土曜日

アクセラ15XDに試乗しました

入庫のついでにアクセラ15XDに試乗しました。当分車を買い替える予定がありませんので試乗したからといって即購入につながるわけではないのですが、毎年着々と良くなっていくことが見て取れれば買い替えるときが楽しみですので、アクセラ15XDもほとぼりが冷めた頃ということもあってやっと試乗した次第です。

【総評】

  • 街乗りではまったく不自由を感じません。
  • サスペンションの出来はやはりデミオやCX-3よりも上だと思います。
  • 癖が強く粗削りなDJ前期型デミオに比べてパワートレインの挙動が穏やかになり、扱いやすくなりました。
  • 運転のしやすさ、乗り心地ともに進歩しています。
  • 15Sのような軽快さは全くなく、やはりディーゼルエンジン車です。


【静粛性】
スタートボタンを押してびっくりしたのはアイドリング時のエンジン音がほとんど聞こえなかったことです。街乗りでもわずかにカラカラ音が聞こえた程度でした。車体の静粛性自体は向上していないようですので、ナチュラルサウンドスムーザーとかナチュラルサウンド周波数コントロールといったエンジン側の対策のたまものでしょうか。いかんせんパワーに余裕の無い車ですので、耳障りなエンジンが聞こえてくることで余裕が無いという印象を与えることを避けたという印象です。

15Sの場合はエンジンを回すことでパワーを絞り出すという考え方で、3000回転以上でのエンジン音はドライバーに聞かせることを意図したかのような高音成分主体の音ですが、ディーゼルエンジンではパワーを絞り出すためにエンジン回転数を上げる必要がありませんので、高音成分を抑制しているのではないでしょうか。

走行速度が低かったため、ロードノイズや風切り音を評価するに至らず。

【エンジン】
アクセルを踏めば素直に加速します。デミオディーゼルより2割重くてデミオディーゼルよりも最終減速比が2割大きいので、出足は同じくらいのはずですが、アクセラの方が高めのエンジン回転数を常用して常にターボが効いていることや、DE精密過給制御のおかげもあって、街乗りの出足で不満を感じることはありませんでした

中間加速でアクセルを踏み込んでも踏んだ分だけ加速します。これもDE精密過給制御のおかげでしょうか。パワーが無くても意図した通りに加速する限りは気にならないようです。DJ前期型デミオの初期EUCだと、アクセルを大きく踏み込んだときには「ガラガラガラガラ、ぶおん、がおー」みたいな奔放な加速のしかたで、乗る人を選ぶ癖のある車でしたが、アクセラ15XDではだいぶ従順になりました。2年間でエンジン制御は改善したようです。

ここまで街乗りで扱いやすくなれば、「街乗り主体ならガソリンエンジンの方が扱いやすい」ということもなく、むしろ低回転でトルクの太いディーゼルターボエンジンの方がトルクの不足を感じない分、扱いやすいかもしれません。しかし街乗り主体で扱いやすく燃費も良いのはハイブリッド車ですので、あくまでも「長距離巡航メインだけど街乗りでもストレスを感じない」という程度です。

高速道路を走行しなかったため、追い越し加速がどの程度かは評価できず。高速巡航には実はパワーは必要なくて、むしろサスペンションの性能とボディの剛性の方が効いてきますので、日本の公道の速度域でしたら別段問題ないのではないかと想像します。

【サスペンション】
18インチホイールの割には乗り心地がよかったです。デミオの15インチと16インチとでは乗り心地がかなり異なりますが、アクセラの16インチと18インチとの比較では、18インチだからといって乗り心地が悪く感じられません。一般的には小さいホイールの方が空気のクッションが効く分乗り心地が良いのですが、アクセラのサスペンションはタイヤの空気にあまり依存していないのかもしれません。

試乗コースの中に路面に凹凸のある個所があるのですが、アクセラ15XDで通過したときにはどこに凹凸があるのかわかりませんでした。後で同じ道をデミオディーゼルで通過した際には思い切り突き上げがありましたので、やはりアクセラの方がサスペンションはよくできているようです。ちなみに22XDでは凹凸に全く気づかず、15Sだと僅かにショックを感じる場所です。15XDの乗り心地は、15Sよりもむしろ22XDに近いです。価格差を考慮すれば22XDに近くなくては困るのですが。

交差点で曲がるときにも特にストレスなく、前後の重量バランスが平均的ですので扱いやすく感じました。頭の軽い1.5Lガソリンエンジン車の方が気持ちよく曲がるのかもしれませんが、普段乗っているデミオディーゼルが「コーナリング技術養成ギプス」のような車ですので、それに比べればどんな車でも曲がりやすく感じてしまいます。

【Gベクタリングコントロール】
普通に走っている限りはGベクタリングコントロールが効いていることを全く感じとることができませんでした。普通にまっすぐ走りますが、Gベクタリングコントロール導入に合わせてサスペンションセッティングも変えているとのことですので、どちらの影響なのかわかりません。

【他車種との比較】
《デミオディーゼル》
重量の増加に合わせてデミオよりもローギアですので日本の公道の速度域ではアクセラ15XDの方が穏やかで扱いやすいのではないかと感じます。もっとも、2016年秋以降のデミオディーゼルにはまだ乗ったことがありませんので本来ならそちらを試乗していみないと同じ条件での比較はできないのですが、デミオディーゼルだとトルクの太さをギアを高くする方向に振り向けているため、気持ちよく走れる速度域が高めで、速度を抑えて走るとバスのような乗り心地で退屈に感じます。

コーナリングについても、フロントヘビーなデミオディーゼルだと上手に曲がらないと気持ちよく曲がらなくて、下手なドライバーに優しくない車なのですが、アクセラ15XDはそこまでフロントヘビーではありませんので、曲がるたびに神経質にならなくて済むのは楽だと思います。

路面からの突き上げを受けるたびによく跳ねるデミオディーゼルと違って、アクセラの方が足がしなやかで従順です。

長距離を走るのでしたらデミオディーゼルよりもアクセラ15XDの方が疲れにくそうです。燃料コストでいえば車体の軽いデミオの方が有利ですが。

《CX-3》
アクセラの方がサスペンションの出来がよく、乗り心地が良く、それでいてアクセラの方が安いので、どうしてCX-3を買うのかよくわかりません。CX-3の方が取り回しが良いといっても、全幅はほぼ同じですし、最小回転半径はアクセラ、CX-3ともに5.3mです。差がつくとしたら絶対的なサイズが効いてくる車庫入れくらいではないでしょうか。

タイヤは太ければよいというものではないと考えていますので、個人的には乗用車に太いタイヤを履かせて立派そうに見せかける”SUV”ブームには疑問を感じます。CX-5以上のサイズになればSUVはFFまたはFFベースの4WDだから車内が広いというメリットがありますが、どのみちCセグメント以下でしたら普通の乗用車でもFFですし。そうはいっても実際には売れていますし自動車メーカーにとっても利幅が大きいので、売れる限りは作り続けるでしょうけど。

《アクセラ15S》
軽快な15Sと穏やかな15XDとでは乗り味が全く異なりますので、好みに基づいて決めるべきだと思います。一般道で楽しく運転するなら15S、楽に運転するなら15XDでしょうか。高速道路では15Sだと明らかにつらいので、おそらく15XDの方が楽だと思います。

【どうしてすぐに15XDが市販されなかったのか】
ここで気になるのは、これだけ問題なく走れるのだったらどうして市販されるまでに時間が掛かったのかです。たしかにDJ前期型デミオはパワートレイン、サスペンションともに癖があり、そのままで同じエンジンを車体の重いアクセラに乗せても満足のいく走りにならなかったのかもしれませんが、だとすれば市販するに至った技術的なブレイクスルーは何だったのでしょうか。

最も効いているのではないかと考えるのはDE精密過給制御です。パワーの乏しい車にとって「意図した通りに加速する」ということは重要だからです。次がナチュラルサウンドスムーザーとナチュラルサウンド周波数コントロールでしょうか。

2016年12月13日火曜日

地図データを2016年秋版に更新しました

かねてから、2016年12月13日に2016年秋版の地図がリリースされるとアナウンスされていましたので、早速地図データを更新しました。

地図データ更新ツールの最新バージョンは2.0.0で、2015年12月に地図データを更新したときからバージョンが新しくなっていましたので、予め最新の地図データ更新ツールをダウンロードして展開しておきました。

SDカードを挿して地図データ更新ツールを起動するとSDカード内のバージョンと最新バージョンとの比較がなされ、最新バージョンへの更新が促されます。更新を開始すればあとは最後まで自動で進みます。手順は以下の通りです。

  1. SDカード内の旧バージョンのデータをPC内にコピーする
  2. 新バージョンの地図データをダウンロードする
  3. ダウンロードされた地図データは7zip形式で約100MBづつ54個に分割されていますので、それを結合し地図データを展開
  4. SDカード内の旧バージョンを消去してから新バージョンをSDカードにコピー
  5. PC内の旧バージョンのバックアップと新バージョンのダウンロードデータの消去

所要時間は2時間強でした。作業中にバックアップやダウンロードデータのフォルダを覗いてみたところ、旧バージョンはMMM5M0JP0601600、新バージョンはMMM5M0JP0602800_1でした。また、新バージョンの方がファイルサイズが少し大きくなっていました。もっとも、SDカードの容量は16GBありますので、数年経過しても容量が不足することはないでしょう。

SDカードを車に挿して地図を開いてみたところ、新東名愛知区間や圏央道埼玉区間の開通は反映されていました。しかし2016年10月に開通した三陸自動車道三滝堂志津川間は反映されておらず、だいたい2016年夏くらいまでの開通が反映されているようです。それにしても日本全国の道路と地名・建物名が1枚のSDカードに格納されてルート計算までできてしまうなんて大したものです。

2016年12月4日日曜日

クルーズコントロールとハンドリング

クルーズコントロールをつけて運転していると、ハンドリングが安定しないような印象を受けます。アクセル操作をしないためにステアリング操作に気づきやすいというのもあるかもしれませんが、それだけでなく、本来アクセル操作とステアリング操作が一体にも関わらず、別々に操作することになるので、うまくかみ合わないのかもしれません。

Gベクタリングコントロールではステアリングとエンジンとの協調制御ですので、この辺りをうまく解決してクルーズコントロール使用時でもハンドリングが安定するのではないかと期待するのですが、なにぶんまだ実車に乗ったことがありませんので実際にどの程度効果があるのかわかりません。