2019年2月3日日曜日

DEQ-1000A-MZでやっと音が鳴りました

気を取り直して再度繋いでみました。前回なかなか赤いコネクタに入らなかったのですが、一度入ってからは入りやすくなったようで、奥までかっちり入りました。エンジンをかけると普通にマツダコネクトに接続している音源から再生されました。どうやら前回正常に機能しなかったのはケーブルの接触が悪かったようです。同様の症状の出る人はコネクタが奥まできっちり入るまで着脱を繰り返してみるとよいかもしれません。

マツダコネクト側での音源の選択や再生・停止の動作は通常通り可能ですし、マツダコネクト側での音量調整も可能です。音源側の音圧を高くするため、マツダコネクト側の音量を大き目にして、リモコンで操作するDSP側の音量を下げるのがコツのようです。

DSPの設定は特に凝ったことをしておらず、DJデミオ純正スピーカー向けのプリセットを選んだだけですが、音楽再生が始まった瞬間に音が激変したことを感じました。今までは6か所のスピーカーからそれぞれ音が鳴っていた感じだったのですが、普通に音楽を聴いているときの環境に近くなりました。もはやこれなしには過ごせません。マツダコネクトに標準で着いているDACやアンプよりもDSPについているものの方がまともでしょうし、特にデミオについているマツダコネクトのオーディオユニットは他車種よりも安物のようですので、とりわけ効果を実感できるのではないでしょうか。慣れてしまえばありがたみを感じなくなるかもしれませんが、しばらくは車に乗るのが楽しみになりそうです。

とはいえ、暫定的につないだだけですので、電源ケーブルがまだ片付いていません。コネクタがアクセルペダルの近くにありますので、きちんと電源ケーブルを隠さなければなりません。スカッフプレートを取り外して、さらに運転席側のフロントサイドトリムを取り外すと電源ケーブルを通せるようになります。スカッフプレートに丁度良い切り欠きがありますので、そこに通します。また、運転席のシートの乗っているレールの上にケーブルを通すとシートを前後に動かした際に挟んで断線するおそれがありますので、ケーブルはレールの下に通します。スカッフプレートを手だけで取り外そうとしたらなかなか外れなかったのですが、棒をねじ込んで梃子の原理で押し上げれば外せます。一旦外せれば、次回以降の着脱は比較的容易です。

2019年2月2日土曜日

とりあえずSound Tuneを単体で使ってみました

DEQ-1000A-MZはまだ稼働できていませんが、Sound Tuneというスマホアプリ自体は単体でも使えますので、そちらで音楽再生してみました。DEQ-1000A-MZを通さないと車種ごとのタイムアライメントの補正はできませんし、車内のスピーカーごとの設定もできませんが、それ以外の音源側の設定はこれだけでもできます。 

アプリの一番左のLibraryのアイコンをクリックすると音楽プレイヤーが表示されます。スマホの音源が自動で表示されますので、あとは普通に音楽プレイヤーとして使うだけです。真ん中のアイコンがイコライザーで、何種類かのプリセットと、2種類のカスタム設定があり、好みに応じて設定できます。iOS標準のイコライザだとプリセットの中からしか選べませんが、こちらは任意で設定できます。これでイコライザー付きの音楽プレイヤーとして使うことができます。

イコライザーのいくつかのプリセットを試してみたところ、それぞれ違うものの、著しく違うわけではありません。あまり加工しすぎたら音楽でなくなってしまいます。iOSのMusicアプリから再生する場合よりも音量が小さめですので、マツダコネクト側の音量を一回り上げる必要があります。iOSの場合、標準のMusic以外で音楽再生することが想定されていないようで、Sound Tuneを立ち上げた状態で接続しないと標準のMusicアプリから再生されます。音量が小さかったらSound Tuneからの再生、音量が大きかったらMusicからの再生とわかりやすいのですが、意図した通りの音楽プレイヤーで再生されないことがあるのは不便です。iOSにデフォルトの音楽再生アプリを指定する設定項目があればよいのですが。

2019年2月1日金曜日

カロッツェリアマツダ車専用 デジタルプロセッシングユニット DEQ-1000A-MZを購入しました


速く走ることには興味がありませんが、車での移動を快適に過ごしたいと思っておりますので、車内での音楽再生環境の改善には興味があります。マツダコネクト本体の改善に期待するくらいならサードパーティー製品をつける方が手っ取り早いだろうと思い発注しました。

本体が到着する前に取扱説明書と取付説明書をパイオニアのサイトからダウンロードできましたので、一足先に取付方法を予習しました。取付説明書では運転席側のフロントスカッフプレートと運転席側のフロントサイドトリムという2枚のプラスチックカバーを取り外すよう書いてあるため、まずフロントスカッフプレートを外そうと試みました。前後の爪は簡単に外れたものの、そこから先で思うように外れません。しかし中を覗き込んでみたら、チューナーアンプユニットが見えました。直接接続することもできそうですが、そうすると配線が外を這うことになりますので、安全上の観点からもなるべくプラスチックカバーの中に通したいものです。

予約注文したのですが初期ロットが瞬殺されてしまったようで、ずっと音沙汰なしでしたが、1か月半くらい経ってから突然発送されました。早速取り付けてみました。チューナーアンプユニットのコネクタは20ピンのものと24ピンのものと2種類ありますが、DJデミオは24ピンのものを使います。アクセルペダル付近に下向きにつながっているコネクタが2か所あるのですが、奥にある大きい方のコネクタがスピーカーとつながっているものです。比較的新しい車種だと20ピンのようですが、20ピンのケーブルも付属していますので問題ありません。一通り繋いでみたものの電源が入らず。調べてみたところ、24ピンのコネクタがやたら固くてなかなか奥まで入らないようです。たしかに完全に入った手ごたえはありませんでした。気を取り直して再度差し込もうとしたのですが、なかなか入らず。DSPの白いコネクタを車に挿すのは比較的容易でしたが、車のスピーカーケーブルのコネクタを赤いコネクタに挿すのに苦労しました。赤いコネクタから生えている金属の棒が白いコネクタの穴に正しく入らず引っかかっているようでしたので、コネクタの向きを少しづつずらしながら押し込んだら、やっと入りました。赤いコネクタの方を先につないでから白いコネクタを車に挿すことでやっと電源を取れるようになりました。金型が良くないのか、工作精度が低いようです。

次はスマホにつないで設定ですが、特に凝ったことをするつもりはありませんので、DJデミオ向けのセッティングに変更しただけでした。とりあえずスマホの音源を鳴らしてみましたが、リモコン経由でないと音量を調整することすらできないのは不便でした。また、コマンダーノブの音楽再生用のボタンを使えなくて、音源を選択することすらできなくなりました。しかしこれは正常な動作ではありませんので、何かあるのかもしれません。

そうしているうちにUSB経由で鳴らしていた音源まで音が出なくなりました。正常なときには電源ランプが青点灯するのですが、このときには赤く点滅していました。どうやら保護機能が働いて電源が切れたようですが、原因がよくわかりません。ただでさえ操作が不便なのに音まで出なくなってしまってはDSPをつなぐ意味がありませんので、一旦取り外しました。そのためまだ音質を評価するに至っていません。

普段は古いiPod touchを車載用にして音楽再生しているのですが(古いiPodの活用法としてこれに勝るものなし)、古いiPod touchだとSound Tuneに対応していないため、DSPに接続しても操作が全くできません。かといって普段使っているスマホを車に乗るたびにいちいち車につなぐのも面倒です。

とりあえずせっかくのマツダコネクトの操作性を殺してしまうのは実にもったいないので、BOSEのようにメーカーオプションに採用してもらってマツダコネクトと一体で操作できるようUIを改善するのが次のステップではないでしょうか。間にDSPを挟むにしても従来通りの操作で音楽再生できるようにしてほしいものです。

音が鳴るようになるまでもうしばらく頑張ってみるつもりですが、一旦ここで切ります。