2015年3月30日月曜日

タイムズカーレンタルのレンタカー料金

2015年4月1日からのタイムズカーレンタルの料金表を見てみました。このたびの料金改定で、ハイブリッド車やディーゼル車向けの料金クラスが新設された他、輸入車の料金も設定されるようになりました。タイムズカープラスで輸入車がそこそこ好評なのを受けて、レンタカーにも展開しているのでしょう。料金単価は概ね車両の実勢価格を反映したものですが、一部に車両価格から乖離したものも見受けられます。

まず、デミオディーゼルはアクアやフィットハイブリッド(1.5L)と同じ単価でした。車両価格や燃料コストはほぼ同じですので、この料金設定は妥当だと思います。面白いのは、1.5Lガソリン車であるアクセラ1.5Lの単価がコンパクトカーのハイブリッド車やディーゼル車の単価よりも安いことです。高速道路を利用せずに山道のワインディングを走るなら、デミオディーゼルよりもアクセラ1.5Lの方が魅力的だと思います。フロントが軽くてよく曲がりますし、サスペンションもアクセラの方が良いものを使っていますから。一方、アクセラ2L等の2Lガソリン車の単価はデミオディーゼル等よりも少し高い程度です。高速道路を走るならデミオディーゼルも2Lガソリン車もほぼ同じくらいで、2Lガソリン車の方が車内が広くて快適です。

プリウスはやや高めで、アクアよりも25%ほど高いですが、大人4人乗れて荷物もたっぷり積めて、かつ燃費も良いので、レンタカーとして利用するにはたしかに便利な車種です。アクセラのハイブリッド車もプリウスと同じ単価で、走りはともかくとしてアクセラの2Lと比べるとなぜか割高に感じます。ちなみにゴルフとポロもプリウスと同じ単価です。プリウスと同様に大人4人で乗れて荷物もたっぷり積めるプレマシーも同じ単価ですが、プリウスとの燃費の差を考えると少々割高かもしれません。

CX-3はかなり強気で、デミオと同じ1.5Lディーゼルエンジン搭載ながら、プリウスやアクセラハイブリッドよりも単価が高く、デミオディーゼルよりも4割ほど高いです(ヴェゼルもCX-3と同じ単価)。同じ単価でアテンザ2LやCX-5の2Lを借りられます。

ミニもかなり高めで、ゴルフやポロの倍近くします。一回り車格が上で使い勝手の良いミニ・クロスオーバーでしたらまだしも、普通のミニの車両価格や車格はポロと同じくらいなのに、どうしてこんなに差がつくのか不思議です。もしかしたらプリウスと同じ値段で乗れるゴルフがバーゲンプライスなのかもしれませんが。

レンタカー単価を排気量やパワートレイン(ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ハイブリッド等)や車種(ハッチバック、セダン、ワゴン、SUV等)、座席数で重回帰してみると定量的に傾向を掴めそうです。

レンタカーはいろいろな車種を試せますし、しかもディーラーでの試乗と違って自分の走りたい道をまる1日じっくり走れますので、旅行や出張のついでにいろいろな車種を試してみるととても参考になります。他の車と比較してみて初めてわかるものもありますし。

納車後4000km走行したデミオディーゼル

走行距離が増えるにつれて、新車特有の当たりが取れてきてだいぶ走りやすくなってきました。

今までずっと寒かったこともあり、アイドリング時と発進時のエンジン音がジャリジャリと大きめでしたが、エンジン音は徐々に静かになってきています。発進時にエンジンを始動させようとしてスタートボタンを押したらエンジンが止まってしまい、それまでアイドリングでエンジンが動いていたことに改めて気がつくこともありました。さすがにいつもそこまで静かなわけではありませんが、高速道路で走り込んでサービスエリアで休憩した直後だとアイドリング時でも静かです。ディーゼルエンジンは温まっている方が有利ですので、駐車の際にはボンネットに日が当たる場所を選ぶとよいでしょう。

サスペンションについては、最初は僅かな凹凸でも突き上げる感じがしましたが、最近はなじんできたのか、徐々に動くようになってきました。高速道路の継ぎ目のように左右均等に凹凸がある場合にはさほど乗り心地が悪くならないのですが、、トーションビームサスペンションの特性上、路面が荒れていて片側だけに凹凸がある場合には車体後部が振られて不快な揺れが感じられます。しかしもしかしたら、サスペンションがもう少しなじんてくれば振動数が固有振動数を外れて乗り心地が変わってくる可能性もありますので、今後の動向が楽しみです。

ディーラーで試乗した際、デミオが一番細かい凹凸を拾って突き上げる感じだったのに対して、同じ試乗ルートを走行したアクセラのディーゼルのサスペンションでは全く凹凸が気にならず、神サスペンションだと思いましたが、よく考えてみれば同じ時期にデミオとアクセラの試乗車に乗れば当然アクセラの方が走行距離が長いので、その分の影響は差し引いて考える必要があります。実際、試乗車として配置されてまもないアクセラ15S Touringに試乗した際にはアクセラディーゼルに比べて乗り心地がやや劣りました。

デミオディーゼルの走行可能距離

デミオの燃料タンク容量は諸元を見れば明らかな通り、44L(ディーゼルMTのみ35L)です。この燃料タンク容量に燃費を掛けると走行可能距離になります。JC08燃費は諸元に記載の通りAT車で26.4km/Lですので、カタログ上走行可能距離は1161.6kmとなります。MT車の場合、35Lに30km/Lを掛けて1050kmとなります。しかし当然のことながら実燃費はカタログ燃費と異なりますし、道路の状況や運転のしかたによっても実燃費は異なります。また、燃料が無くなってしまったら走行できませんので、通常は燃料を使い切ることはなくて、ある程度余裕を持たせるものです。さらに、給油の際にはどこでもよいということはなくて、なるべく燃料価格の安いところで給油したくなりますし、そもそもガソリンスタンドの無い所では給油のしようがありませんので、その分の余裕も必要になります。

体感的には、途中何箇所かに立ち寄ったり休憩したりしながら走る場合、3日おきに給油することになります。例えば2泊3日で旅行に出かけると帰着まで無給油で走行できます。高速道路で300km程度の所に行って現地で山道を200kmほど走行する場合、合計で800kmです。デミオの燃料計での走行可能距離もだいたい800kmくらいです。内陸へ行くほど標高が高くなりますので、上り坂の多い往路での燃費が悪く、燃料計の表示される残り走行可能距離がみるみるうちに減っていきます。しかしそのような場合には下り勾配の多い復路では残り走行可能距離があまり減りませんので、結局どうにかなります。しかし高速道路で渋滞したり一般道に迂回したりすると燃料を余計に消費しますので、ギリギリを狙うとあと少しの所で高速を降りて給油することになります。目的地まで片道250km程度でしたら余裕があります。

もう少し遠くへ行く場合や日数が増える場合には、途中で1回の給油が必要です。例えば5日間で1000km走行する場合には3日目の夕方くらいに給油が必要になります。全般的に製油所のある沿岸部よりも内陸部の方が石油価格が高いため、給油する場所には注意が必要です。特に軽油価格はガソリン価格以上に価格差が大きくて、すぐ近くのガソリンスタンドでも値段が全然違ったりします。慌てて高いガソリンスタンドで給油してしまわないよう、余裕を持って給油した方がよいでしょう。内陸のガソリンスタンドでは輸送によるタイムラグがありますので、石油価格が値上がり基調の時期には、過去に仕入れた安い価格の燃料の在庫があったりして、そんなに高くなかったりもします。

2015年3月15日日曜日

デミオの前輪前の整風板

デミオには空力性能向上のために前輪と後輪の前にそれぞれ整風板がついています。そのため、前進駐車の際に整風板が縁石に当たります。最近のコンビニは前進駐車が多いのですが、前進駐車の際には前輪の場所と縁石の場所を思い浮かべながら整風板が当たらない程度の場所に駐車する必要があります。バックで駐車する方がバックモニターを使えますし、後輪が縁石に当たることで位置がわかりますので、むしろ楽だったりします。

2015年3月9日月曜日

長距離乗っても疲れないデミオ

デミオで長距離を運転するたびに実感するのですが、たしかに事前の評判通り、長距離乗っても疲れません。その理由として思い当たるものを列挙してみます。

  1. 疲れない座席
  2. 無理のないドライビングポジション
  3. 直進安定性が良く、かつ狙い通りに曲がるため、修正舵が不要(カローラとかが前を走っていると結構ふらついていますが、あれは運転技量だけの問題ではないはずです)
  4. 意図した通りに動作するアクセルとブレーキ
  5. 視線移動を不要にするコマンダーノブやアクティブドライビングディスプレイ
  6. ハンドルから手を離さずに操作できるパドルシフト
  7. クルーズコントロール、オートライト、ハイビームコントロール、オートエアコン、レインセンサーワイパー等の自動化による運転操作への集中
  8. 運転操作を煩わされないきれいな空気
  9. 高速域でもエンジン回転数の低いディーゼルエンジン
改めてこのように列挙してみると、運転操作への集中を妨げるものを排除するという意図が見て取れます。アクセラが運転して楽しい車を目指している一方で、デミオはストレスフリーな車を目指しているように見受けられます。両方乗り比べると、車としての出来は依然としてアクセラの方が上だと思いますが、目指すものが異なりますので、目的に応じて棲み分けができているという印象です。高速道路で長距離を移動することを想定していなければ、迷わずにアクセラ15Sを選んだことでしょう。

上記の中には1~4や9のように技術的に難しいものもある反面、既存の技術をもとにお金で解決できるものもあります。「長距離を走っても疲れない」と「クラスレス」は相互に関連しているといえます。7や8あたりは一般には快適装備と認識されているものでしょうが、運転を煩わせるものは事故を誘発しますので、自動化装備は安全装備でもあります。また、疲れは事故を誘発しますので、疲れない車は安全な車であるための重要な要素です。

しかしコストをかけられる高級車ならまだしも、コストに制約のあるクラスの車でどうやってお金で解決したのでしょうか。やると決めたからにはいろいろ工夫したのでしょうが、このクラスでお金のかかることを敢えてやると決断してそれを通したのがむしろ大変だったのではないでしょうか。

そんなストレスフリーを標榜するデミオにあってストレスを感じるのはロードノイズとマツダコネクトです。たとえ後ろが狭くても一旦走りだせばどうでもよいことですが、長時間騒音に曝されれば疲れますし音楽再生のたびに変な挙動をするのは煩雑です。USBメモリを接続せずにiPodを接続すれば全く問題ありませんし、ロードノイズは路面の情報を伝達するための重要な情報ですので安全面からあまり静かにもできないのかもしれませんが。

2015年3月8日日曜日

エアコンの花粉除去フィルター

デミオの上級グレードにはフルオートエアコンが標準装備されていて、「花粉除去フィルター」が装着されているようです。花粉症の季節になって、その効果を確かめることができました。

当初は他の空気清浄機と同様に「花粉除去」なんて単なるお題目だろうと疑っていました。自宅では少し花粉症の症状が出て、外に出ても花粉症の症状が出ます。花粉症といっても目が少し痒くなるのと少し鼻水が出る程度ですので、花粉症の症状としては比較的軽い方です。しかし、車に乗っているときには花粉症の症状が出ません。花粉症の症状の重い人だとどうなるかわかりませんが、おそらくそれなりに症状が軽減されるのではないでしょうか。

なまじ自宅にこもっているよりも車で外出する方が体が楽かもしれません。花粉症の症状が出なければ春は散策に良い季節です。

CX-3の実車を見ました

某所でCX-3とすれ違いました。色はセラミックメタリックです。近くにディーラーがあるような場所ではありませんので、もしかしたら事前予約組の納車が始まっているのかもしれません。

すれ違いざまの一瞬のことですので印象に残った箇所しか記憶にありませんが、そのときの印象は以下の通りです。

  • 大きさの割に存在感があります。フロントグリルの大きさのせいか、一回り大きいサイズに見えます。
  • セラミックメタリックはとても似合っていました。たぶんデミオだと似合わない色だと思います。
  • ライト下のフォグランプと方向指示器のハの字の部分がとても目立ちます。デミオよりもいかついです。これのおかげで一目でCX-3だとわかります。
  • デミオよりも全高が5cm高いだけなのに、随分車高が高く見えます。裾部が黒いとかベルトラインが高いとか、見せ方によるものかもしれません。
  • 全般的にデミオとは全然雰囲気が違います。諸般の事情により大きな車には乗れないけど、それでも車で格好をつけたい人に向いていそうです。Bセグメントの輸入車にはあまりいかつい車はありませんので。
  • デミオの場合は「あの安売りされていてださかったデミオなのに」という意外性がある一方で、CX-3の場合は反対に「このエクステリアで」「この雰囲気で」「この値段で」という逆の意味での意外性がありそうです。

2015年3月4日水曜日

Mazda Toolboxのバージョンアップ

Mazda Toolboxを開いたところ、ソフトウェアの更新がかかりました。更新後にはバージョンが3.18.4になりました。更新前のバージョンは3.18.1だったようです。しかし、バージョンアップによって何がどう変化するのかの説明が全く無いため、バージョンアップによって何ができるようになるのかさっぱりわかりません。

2015年3月2日月曜日

山形県のタイムズカーレンタルでNEWデミオ体感キャンペーン

山形県内のタイムズカーレンタルで、新型デミオガソリン車が車種指定で30%引きで利用できるキャンペーンを実施しています。

対象はC1クラスないしC1Gクラスのガソリン車のみで、ディーゼル車は含まれません。尚、ディーゼルは1.5LなのでC2クラスないし4月からはC2Dクラスになるようです。ディーゼル車は高速道路や上り勾配では楽ですが、現地でレンタカーを借りてあちこち乗り回すのでしたら軽快なガソリン車も魅力的です。福島県内でガソリン車に乗ったときには、決してパワーのある車ではありませんが、青信号発進が連続するのでない限り、実用的なトルクは十分にあると感じました。

2015年3月1日日曜日

マツダコネクトナビのETCレーンへの誘導

かねてから高速道路の料金所を通過するたびに、ナビがETCレーンではなく一般レーンに誘導しているのが気になりました。無視すれば済むことですので、しばらく放っておいたのですが、やはり鬱陶しいので調べてみると、FAQのページに設定方法が記載されていました。

早速設定を確認してみたところ、既に「ETCカードの有無」は「自動」になっており、「ETCレーン案内」も「オン」になっていました。「ETCカードの有無」が「自動」でだめならばということで、「オン」にすることで対応しました。ETCカードを挿さずに高速道路を走行することなんて滅多にありませんので。

もしやと思ってETC車載器のオプションを確認したところ、一番安い三菱電機製のETC車載器はナビ連動機能自体はあるものの、マツダコネクトのSDナビとは非連動でした。デンソー製ならマツダコネクトSDナビと連動させることもできるようですが、そのためには5000円以上高くなりますので、正直そこまでする気にはなれません。ナビと連動させると利用料金の履歴をマツダコネクトで表示できるようですが、ETCの履歴はクレジットカードの明細書でも参照できますし、利用証明書はETC利用照会サービスでウェブ経由で出力できますし、料金もドラぷら等のサイトで検索できますので、あまり必要を感じません。

ちなみに三菱電機製のETC車載器を選んだ理由は、一番安いからです。パナソニック製やデンソー製よりも少し安いので、ディーラーで理由を尋ねたところ、三菱電機以外の製品だと追加で金具が必要になるからとのことでした。性能と関係な金具のためにわざわざ余計にお金を出すまでもないと判断して三菱電機製を選びました。

上記の設定のもとで実際に高速道路を走ったところ、料金所ではETCレーンに誘導されました。やはり、ETCがナビ非連動の場合には「ETCカードの有無」を「自動」にせず手動で設定する必要があるようです。