2019年4月29日月曜日

DEQ-1000A-MZを入れてから音が鳴るまで時間がかかるようになりました

DEQ-1000A-MZの音には満足していますが、従来に比べて音が鳴るまでの時間が長くかかるようになりました。特にしばらく乗らないでいるとバッテリーの電圧が降下して電圧が不足するのか、ある程度走ってオルタネーターを回してバッテリー電圧がある程度上がって初めて音が鳴るようになりました。バッテリー電圧が不足するときには、音が鳴りだすまで数分から10分くらいかかります。アイドリングストップ用の大容量のバッテリーをつけていてもこうですので、出力が向上している代わりにそれだけ電気を食うのでしょう。純正アンプですとその辺りのバランスが取れているように思えます。

たまにしか乗らない使い方かつ短時間走行の繰り返しですと、音が鳴りだす前に目的地に到着してしまいますので、音は良いのに肝心の音が出ない状態になります。もっとも、少ししか乗らないなら音質にこだわる必要がありませんので、DEQ-1000A-MZをつけなければ済むことです。一方、長距離乗る場合には、音が鳴らないとしても最初の10分程度ですので、乗車時間の大半は音が鳴ることになります。長距離乗るのでしたら音質を改善するための投資をしてもよいのではないでしょうか。

車載用のiPod touchを常時接続しているのですが、これが少々バッテリーを食うようですので、代わりにUSBメモリを使うようにしました。これだと比較的早く音楽再生が始まります。

2019年4月12日金曜日

車載インバータを使ってみました

車載インバータはいろいろなメーカーから製品が出ており、値段もそんなに高くありません。その中の一つを評価のため使ってみました。

評価対象はBESTEK製の300Wタイプで、USBの口が2つ(2.4A)とAC100Vの口が2つついているタイプです。インバータの容量が300Wあってもあいにくデミオのシガーソケットの容量は12Vx10A=120Wしかありません。USBの口にスマホを2つつないでフルパワーで充電すると21.6W。AC電源は残り100Wです。普段車の中で使うもので電気を食いそうなものといえばノートPCくらいで、1台~2台くらいなら充電できそうですので、車載用としてはこの程度の容量で十分なのかもしれません。とはいえ、容量120Wのインバータを常時フルパワーで使うとすぐに壊れそうですので、300Wはパワーの余裕分でしょうか。

停電時の非常電源として使うとなるとさすがに120Wでは足りなくて、そういうときのためにバッテリーから直接電源を取れるようにバッテリーケーブルとセットにした製品もあります。アイドリングストップ車は大容量かつ充放電スピードの速い高価なバッテリーを装備していますので、非常用電源として活用することも考慮すれば、少しは元が取れるかもしれません。

しかし停電時の非常電源として使うとなると300Wでも足りず、1000Wとか1500Wとかのより大型の製品が必要になるかもしれません。そうなるともはやシガーソケットから電源を取ることはできませんので、バッテリーから直接電源を取る非常電源としてのみ使うことになりますので、車載ではなく非常時のみ車に持ち込む形になりそうです。

今後自動車のバッテリーを非常電源として活用することを想定するなら、まずはシガーソケットの容量を10Aから50Aくらいまで拡大してほしいものです。電気自動車やプラグインハイブリッド車のようにせっかくバッテリー容量が大きくてもシガーソケットの容量に制約されてしまっては宝の持ち腐れです。

さて、300Wタイプに話を戻すと、使う上で最も困ったのはインバータの置き場所です。マツダの小型車はただでさえ収納スペースが少なめですので、せめてドリンクホルダーに収まる形ならよいのですが、四角いインバータはシフトレバー後ろの四角い小物入れしか置き場所がありません。さらに困ったことに電源ケーブルの出る方向とUSBケーブルやACケーブルの出る方向が反対側ですので、縦置きできません。

また、安い車の内装品はプラスチックですが、インバータのケースは金属製で角の面取りもしていませんので、無防備に車の小物入れに入れると収納のプラスチックに傷がつきそうです。この辺りの設計上の配慮の無さから推測するに、車内で常用することは想定されておらず、あくまでも非常用電源としての用途が想定されているのではないかと感じました。

USB電源からのスマホの充電くらいでしたら問題なくできますが、その程度の用途でしたらインバータなど無くても従来からのUSBアダプタで十分です。