2017年1月21日土曜日

もしCX-3に1.5Lガソリンエンジン車があったら

CX-3は日本では1.5Lディーゼルエンジン車だけですが、日本以外の国では2Lガソリンエンジン車も販売されています。日本でディーゼルエンジン車しか販売しないのは営業上の判断でしょうが、都市部での需要を見込んだCX-3が長距離巡航に適したディーゼルエンジンしか搭載しないとなると、あまり台数を見込めないのでしょうか。それこそ純粋にエクステリアデザインだけで買うか、あるいは週末ごとに遠出するかでしょうが、いずれにせよあまり台数が出そうにありません。

コンパクトSUVの中でヴェゼルが最も売れているのは、街乗りに適したハイブリッド車と安価な自然吸気ガソリンエンジン車のラインナップだからで、マツダの場合はハイブリッド車は難しいかもしれませんが、安価な自然吸気ガソリンエンジン車があればもっと台数が出るのではないでしょうか。

素直に考えれば2Lガソリンエンジンということになるのでしょうが、日本の道路でしたら1.5Lでも十分に思えます。アクセラの1.5Lガソリンエンジン車でも高速道路以外では実用的ですし、CX-3はアクセラよりも100kg軽いので、もう少し余裕がありそうです。一方、デミオのガソリンエンジン車は実質的に1.3Lまでしかなく、装備重視で13S Touringを購入してもパワーに余裕があるわけではありません。そこでCX-3の1.5Lガソリンエンジン車を13S Touringよりもさらに上位に位置付ければ、ベリーサの再来としてそこそこニーズがありそうです。価格はデミオディーゼルやアクセラ1.5Lガソリンエンジン車と同じくらいでしたら同じ値段でも好みによって棲み分けできるかもしれませんし、「300万円の車にしては」といった割高感も払拭できそうです。

しかし話を最初に戻すと、果たして売る側にそうするメリットがあるかという問題になり、生産能力を使い切っているなら敢えて数を増やすまでもなく、限られた生産能力の中で利益の出る車を売りたいと考えることでしょう。また、買う側にとっても、せっかくエクステリアデザインを気に入って買っても、同じような車を頻繁に見かけることを良しとしない人もいるでしょう。

2017年1月9日月曜日

マツダコネクトのバージョンを59.00.445に上げました

2017年1月6日にマツダコネクトVer.59.00.445がリリースされました。特に急いでいたわけではないのですが、今回のチャンスを逃すと当分入庫できそうにありませんので、入庫してバージョンを上げてもらいました。所要時間は30分ほどでした。

【有用そうな変更】
主な変更点はここに記載の通りですが、実際に試して印象に残ったものを記載します。

  1. ラジオの周波数に放送局名が表示されるようになりました。これは便利です。AMラジオまたはFMラジオを選択してから、左から2番目のボタンを押すと放送局一覧が表示されます。別のエリアに移動したら更新ボタンを押すとその地域の放送局一覧になります。これでやっと地元以外でラジオをつけようという気になりました。同一周波数で複数の放送局がありますが、検索したエリアの放送局が表示されます。
  2. 地図で太い道と細い道が区別されて表示されるようになりましたので、見やすくなりました。うっかり変な路地に入ってしまうリスクが下がったのではないでしょうか。ミックウェアのナビはNNGのナビと異なり細い道には誘導しませんので、目的地付近でなければ細い道を走る必要はありません。
  3. エコアドバイスを無効にできるようになりました。週に1回、エンジンをかけたときにわかりきったアドバイスをするやつです。一般人が知らないようなTipsでも教えてくれれば有用なのですが、エコアドバイスは全部で25種類しかありませんので半年で一巡します。
【効果に疑問のある変更】
  1. 緯度経度検索は目的地を緯度経度で入力するものですが、膨大な桁数の数字を覚えきれるわけではありません。それでも手元にスマホがあってGoogleMapで検索して緯度経度を表示すれば、それを手入力することでカーナビに目的地を入力できます。Google Mapで検索した際の緯度経度データをエクスポートできれば実用的なのかもしれませんが。
  2. 推奨ルート以外を標準に設定できるようになりましたので、普段高速道路を使わない人にとっては有用かもしれません。有料道路優先ルートはほとんど推奨ルートと重複していますし、距離優先ルートはわざわざ時間をかけて細い道を走ってみたいときの遊びにしか使えません。
他にも細かい不具合がいろいろ改善されているようですが、これはしばらく使ってみないとわかりません。

マツダコネクトラジオの放送局選択画面

地元エリアの放送局一覧から選曲したいと思っていたのですが、最近になってマニュアルを読み返していたらその方法が書いてありました。

エンターテインメントメニューでAMラジオまたはFMラジオを選択してから、画面上の左から2番目のボタンを押すと受信可能な周波数の一覧が表示されます。ただしこれは前回のものですので、別のエリアに来たら更新ボタンを押して地元の放送局の周波数一覧を表示させます。

残念ながら周波数の一覧だけ表示されても、地元以外ではどれがどの局なのだかさっぱりわからないのですが、2017年1月6日にリリースされたバージョン59.00.445からは放送局名が表示可能になりましたので、これでやっとまともに選局できるようになります。

しかしこの一連の操作を運転中にできるかというと、できないことはないでしょうが、少々難しそうです。

2017年1月8日日曜日

デミオディーゼル(AT)で平均燃費33.8km/Lが出ました

信号の少ない幹線国道を長距離巡航する機会がありましたので、どれくらい燃費が伸びるか試してみたら最高で33.8km/Lに達しました。今までの最高記録28.9km/Lを大幅に上回りました。しかも燃費に不利な冬季での数字です。

走行条件は以下の通りです。

  • 冬タイヤ装着(ヨコハマiceGuard iG50plus)
  • 3号軽油を給油
  • 1人乗車+荷物多め
  • 時速60km前後で巡航
  • 前の車に追従
  • 後ろから速い車が追い付いてくることはなし(追いついてきたらたぶん道を譲ったと思います)
  • 路面はドライ
  • 勾配曲線ともに緩め
  • クルーズコントロール不使用(前車追従だったのと、下り坂や赤信号手前でエンジンブレーキを活用したかったため)
  • 信号待ちでアイドリングストップ使用
  • DPF再生無し

この条件ですと普通に走れば28km/Lくらいを達成できますので、まずは28km/Lを目指して走ったところあっさりクリアして、次は30km/Lを達成したいと思ったらそれも達成してしまい、33km/Lを越えた辺りから34km/Lを目指したものの、市街地に近づくにつれて信号が増えて33.8km/Lをピークに徐々に平均燃費が低下し、DPF再生が始まったら大幅に平均燃費が下がりました。その後は混雑する市街地を走ったり雨が降ってきたりと燃費に不利な状況が続きましたので、平均燃費が回復することはありませんでした。

感想は以下の通りです。

1)デミオディーゼルの燃料コストの安さ

33.8km/Lとなると、100km走行するのに必要な燃料は3L弱。軽油価格が100円/Lの場合の燃料コストは3円/km弱、100km走行で約300円、軽油価格が80円/Lの場合は2.4円/km弱、100km走行で約240円です。

2)ヨコハマiceGuard iG50plusの燃費性能

夏タイヤのトーヨーProxes R39から最初に履き替えたときに冬タイヤなのに燃費が良くなりました。ドライ路面での操縦安定性もなかなかのものですし、スタッドレスタイヤの割には減りにくいです。少々値段が張りますが、なかなか優秀です。

3)下り勾配のエンジンブレーキで平均燃費向上

燃料消費がほとんどなくて距離だけ伸びるのですから平均燃費が向上するのは当然なのですが、1回坂を下ってしばらくすると平均燃費が0.3km/Lくらい向上したのには驚きました。

4)コーナリング時の走行抵抗

一定速度で巡航していたらあとは差がつくのはコーナリング時くらいです。走行抵抗はステアリングの切り角に比例しますので、コーナーの手前で十分に減速し、早めにステアリングを切り始めることで最小限の切り角で曲がるようにすると、走行抵抗を減らすことができます。タイヤのグリップ力を効率よく使うと速く走れるだけでなく、公道でも最小限のグリップ力で曲がれるようになりますので燃費が良くなります。むろん安全上のマージンも大きくなります。