2017年4月8日土曜日

クルーズコントロールの設定速度

DJ前期型デミオのクルーズコントロールは追従型ではありませんので、空いている道で一定速度を保って運転するときにはそれなりに機能する反面、対面通行区間で速度ムラのある車列に追従して走るのは難しいです。

フットブレーキやエンジンブレーキで減速して設定速度を下回るとクルーズコントロールがキャンセルされる仕様ですので、速度が回復したらresumeボタンを押す必要があります。これだと速度が一定範囲を行ったり来たりして効率が悪いですし、後続車にとっても運転しにくいです。一方、アクセルを踏み込んで設定速度を上回る速度で走る限りはクルーズコントロールが解除されず、アクセルを離すと徐々に設定速度に戻ります。これは追越加速による一時的な速度上昇を念頭に置いた仕様と推測されます。そこで、車列に速度ムラがある場合には下限速度で設定して、速度が不足する場合にはアクセルを踏んで調整するようにすると、クルーズコントロールが解除されず、アクセルペダルだけで速度をコントロールできるようになります。

どうせ速度を一定に保てないならクルーズコントロールは不要なのではないかと思えますが、クルーズコントロールをつけているとアクセルを離した際のエンジンブレーキの利きが緩やかになりますので速度を調整しやすいです。もちろん、速度を一定に保つことで燃費を確保するというクルーズコントロールの利点は損なわれますが、それは元の車列に速度ムラがある以上仕方なくて、せいぜい車間距離を大きく取って速度の変動を吸収するくらいしかやりようがありません。