2019年2月1日金曜日

カロッツェリアマツダ車専用 デジタルプロセッシングユニット DEQ-1000A-MZを購入しました


速く走ることには興味がありませんが、車での移動を快適に過ごしたいと思っておりますので、車内での音楽再生環境の改善には興味があります。マツダコネクト本体の改善に期待するくらいならサードパーティー製品をつける方が手っ取り早いだろうと思い発注しました。

本体が到着する前に取扱説明書と取付説明書をパイオニアのサイトからダウンロードできましたので、一足先に取付方法を予習しました。取付説明書では運転席側のフロントスカッフプレートと運転席側のフロントサイドトリムという2枚のプラスチックカバーを取り外すよう書いてあるため、まずフロントスカッフプレートを外そうと試みました。前後の爪は簡単に外れたものの、そこから先で思うように外れません。しかし中を覗き込んでみたら、チューナーアンプユニットが見えました。直接接続することもできそうですが、そうすると配線が外を這うことになりますので、安全上の観点からもなるべくプラスチックカバーの中に通したいものです。

予約注文したのですが初期ロットが瞬殺されてしまったようで、ずっと音沙汰なしでしたが、1か月半くらい経ってから突然発送されました。早速取り付けてみました。チューナーアンプユニットのコネクタは20ピンのものと24ピンのものと2種類ありますが、DJデミオは24ピンのものを使います。アクセルペダル付近に下向きにつながっているコネクタが2か所あるのですが、奥にある大きい方のコネクタがスピーカーとつながっているものです。比較的新しい車種だと20ピンのようですが、20ピンのケーブルも付属していますので問題ありません。一通り繋いでみたものの電源が入らず。調べてみたところ、24ピンのコネクタがやたら固くてなかなか奥まで入らないようです。たしかに完全に入った手ごたえはありませんでした。気を取り直して再度差し込もうとしたのですが、なかなか入らず。DSPの白いコネクタを車に挿すのは比較的容易でしたが、車のスピーカーケーブルのコネクタを赤いコネクタに挿すのに苦労しました。赤いコネクタから生えている金属の棒が白いコネクタの穴に正しく入らず引っかかっているようでしたので、コネクタの向きを少しづつずらしながら押し込んだら、やっと入りました。赤いコネクタの方を先につないでから白いコネクタを車に挿すことでやっと電源を取れるようになりました。金型が良くないのか、工作精度が低いようです。

次はスマホにつないで設定ですが、特に凝ったことをするつもりはありませんので、DJデミオ向けのセッティングに変更しただけでした。とりあえずスマホの音源を鳴らしてみましたが、リモコン経由でないと音量を調整することすらできないのは不便でした。また、コマンダーノブの音楽再生用のボタンを使えなくて、音源を選択することすらできなくなりました。しかしこれは正常な動作ではありませんので、何かあるのかもしれません。

そうしているうちにUSB経由で鳴らしていた音源まで音が出なくなりました。正常なときには電源ランプが青点灯するのですが、このときには赤く点滅していました。どうやら保護機能が働いて電源が切れたようですが、原因がよくわかりません。ただでさえ操作が不便なのに音まで出なくなってしまってはDSPをつなぐ意味がありませんので、一旦取り外しました。そのためまだ音質を評価するに至っていません。

普段は古いiPod touchを車載用にして音楽再生しているのですが(古いiPodの活用法としてこれに勝るものなし)、古いiPod touchだとSound Tuneに対応していないため、DSPに接続しても操作が全くできません。かといって普段使っているスマホを車に乗るたびにいちいち車につなぐのも面倒です。

とりあえずせっかくのマツダコネクトの操作性を殺してしまうのは実にもったいないので、BOSEのようにメーカーオプションに採用してもらってマツダコネクトと一体で操作できるようUIを改善するのが次のステップではないでしょうか。間にDSPを挟むにしても従来通りの操作で音楽再生できるようにしてほしいものです。

音が鳴るようになるまでもうしばらく頑張ってみるつもりですが、一旦ここで切ります。