2021年8月22日日曜日

レンタカーのデミオ1.5Lガソリンエンジン車で高速道路を走ってみました

デミオの1.5Lガソリンエンジン車はディーゼルエンジン車用のAT制御ソフトウェアを流用しているせいか、ガソリンエンジンだとトルクが不足します。そのため、力強く加速したいときには予めアクセルを強めに踏んでおく必要がありますが、それは街乗りのときだけであって、長距離巡航の場合にはさほどパワーが必要ないため問題ないだろうと思っていました。

しかし高速道路を運転してギアを6速に入れていると、トルクが足りないのか徐々に速度が落ちてきます。速度を維持しようとすると頻繁にキックダウンが必要になり、エンジン音も大きくなり落ち着きません。もしかしたらマニュアルモードにして5速固定にした方が楽かもしれません。クルーズコントロールがついていれば特に苦労せずとも速度が維持されますが、あいにくレンタカーに採用されているような安いグレードだとクルーズコントロールがついていませんので、速度を維持するのに苦労します。

マツダはATのさらなる多段化に対して懐疑的なようですが、たしかに高級車のようにパワーに余裕のある車や、低回転でもトルクの太いダウンサイジングターボエンジンならまだしも、マツダのガソリンエンジンはただでさえ熱効率重視でパワーが劣後する上、自然吸気ガソリンエンジンは低回転でのトルクが細いですし、小型車には小さいエンジンしか積みませんので、「マツダの小型車の自然吸気ガソリンエンジン」に限ってはATの多段化にはあまり意味がないのかもしれません。しかしそれでは高速巡航時にエンジン回転数が上がってしまい、高速道路モードの燃費が悪くなってしまいます。ガソリンエンジンにおいて低回転でトルクが不足するのが問題ということでしたら、その領域でモーターアシストを使うことで高速燃費を改善できないものでしょうか。