もう一回り下のクラスでもよいのにと思い、もしかして215/45/R18だと安いタイヤではサイズが無いのかと思いましたが、別にそういうわけでもなく。ヨコハマのBluEarth-GT(Mazda 2やMazda 3の安いガソリンエンジン車が履いているタイヤ)には215/45/R18がありました。
交換したばかりでまだ一皮剥けていませんし、長距離を走ったわけではありませんので第一印象だけですが、転がり始めと低速域の加速が軽くなったような印象を受けました。また、ステアリングが少し軽くなったような印象も受けました。ホイールは純正のままですので、タイヤの転がり抵抗が下がったのではないでしょうか。もしそうだとすれば、燃費も少し良くなるかもしれません。
ロードノイズも下がり、エンジン音がよく聞こえるようになりました。せっかくの自然吸気ガソリンエンジンですので、エンジン音が聞こえるのは嫌ではありません。路面の小さい段差を越えたときの音も角が取れたようで、これなら長距離を走るときにも楽に運転できそうに感じました。高速道路を走ったときにどんな感じか、長距離走ったときの燃費がどの程度か気になりますので、どこかへ出かけたくなりました。
今までMazda 3の2Lガソリンエンジン車に乗ってきて最大の不満は燃費が悪いこと、次が加速時に引っかかるような感じがすることでした。もしかしたら両方ともタイヤを履き替えることで解決するかもしれません。もちろん、2Lの自然吸気ガソリンエンジンで重量1360kgの車の燃費として客観的に見ればそう悪いわけでもありませんし、二昔前の同じクラスの車の燃費は極悪でしたから、それに比べればこれでもかなり良くなっていますが、最近まともに走るようになったトヨタのハイブリッド車や、ここ数年でレベルが高くなった国産Bセグメント車と比較してしまうと、もう少し何とかならないものかと思ってしまいます。
というか、同じMazda 3であっても1.5Lエンジン車は燃費に有利な条件で20km/Lを超えますので、下手なBセグメント車よりも燃費が良かったりします。同じMazda 3の同じSkyactiv-Gでどうしてこんなに違うのでしょう。一つの可能性はタイヤやホイールで、1.5Lエンジンのレンタカーは16インチホイールにBluEarth-GTを履いています。
ダンロップはビューロというタイヤを「燃費よりも快適性や操縦安定性を重視するタイヤ」と位置づけているようで、本来ならそのようなタイヤに履き替えたくらいで燃費が良くなることはなさそうですが、マツダ車はどうやら欧州を基準に足回りを設計しているようで、しかもMazda 3のことを「スポーツカー」と位置づけているようですので、それに耐える足にしようとすると操縦安定性に振ったタイヤになってしまうのかもしれません(純正タイヤでも操縦安定性には不満はありません)。また、ヨーロッパの人はロードノイズを路面状態に関する情報と位置づけているようで、ロードノイズの大きさをあまり気にしない傾向があるようです。
しかしヨーロッパの道路と日本の道路とでは速度域が異なる以上、それぞれの道路に求められる足回りは異なるはずです。日本の公道ではもう少し緩い方が扱いやすく感じます。