2015年7月4日土曜日

納車後10000km走行したデミオディーゼル

デミオディーゼルは長距離を走っても苦になりませんし、そもそもあまり乗らないなら敢えて高価でフロントヘビーで俊敏さの無いディーゼルエンジン車に乗る意味もありませんので、ディーゼル車に乗ると必然的に走行距離が伸びます。そういうわけで、納車後半年強で走行距離が10000kmを越えました。冬場は路面凍結を避けてあまり外出しませんでしたが、夏場は走行距離が伸びやすいので、年間20000kmくらいのペースです。

納車時と比べて最も違いを感じるのは足回りです。納車直後は路面の僅かな凹凸でも不快な振動がありましたが、今は普通の舗装道路なら上下動が無く凹凸が気になりません。車輪の追随性が良くなったため、高い速度域でも安定して走れるようになり、高速道路で楽になりました。納車直後には評論家の記事は褒めすぎではないかと感じましたが、サスペンションが馴染んでくるにつれて登場当初に評論家が言及していたような乗り心地に近づいてきたように感じられます。もしかしたら新車で買うよりも5000km~10000km走行した中古の方が乗り心地が良いかもしれません(もちろん状態にもよりますが)。高速道路や地方国道を巡航すると、太いエンジントルクと相まってゆったりと乗れます。ただし、車体が小さくて慣性力も小さいため、大きな突き上げがあれば跳ねます。

エンジン音も気にならなくなりました。納車直後は低速域でジャリジャリしたノック音がしましたが、今では中速域以上ではロードノイズや風切音にかき消されてエンジン音が聞こえず、アクセルを踏み込んで回転数を上げたときでもぶーんという低い音が聞こえる程度です。高速道路では同じ車格のガソリンエンジン車よりもかなり静かです。低速域ではジャリジャリとはしないものの、コロコロとしたノック音は依然として聞こえます。

燃費も次第に良くなっています。エアコンをつけて山道を走っても20~21km/Lです。街乗りでの燃費は16~17km/Lと、これまた良好です。エンジンが馴染んできているのと、i-DMに調教されて滑らかな運転を心がけるようになったのに加えて、変速機の学習が効いているのかもしれませんが、変速機が何をどう学習したのかまではわかりません。

ちなみにi-DMの方は未だにStage 2で4点台後半をうろうろしています。最初のうちは緑点灯ばかりで時折白点灯だったのですが、発進時、停止時、コーナリング時を中心に青点灯が次第に増えてきました。しかしたまに白点灯で減点されて結局4点台後半をうろうろしています。山道でいい加減に運転して白点灯させまくったときで4.3点で、さすがに今では2点台とかはありません。尚、滑らかな運転をすると体に急激な力がかからなくなりますので、長時間運転しても疲れにくくなります。滑らかな運転は同乗者に優しいだけでなく、ドライバー本人にも優しいです。