2015年7月26日日曜日

なぜ割り込まれるのか

デミオで走っているせいかどうか知りませんが、よく割り込まれます。進路変更が必要な車を入れてあげること自体は構いませんし、1台入れてあげても時間のロスなんてたかだか2秒程度ですので実害はないのですが、もう1台やり過ごせば後ろががら空きで安全に進路変更できるときになぜその1台をやり過ごせずにわざわざ割り込むのか理解に苦しみます。

極端に車間距離を空けているわけでもなく、極端にトロいわけでもないのにどうして割り込まれるのだろうかと思っているうちに、一つの仮説を思いつきました。見かけの割に車体が小さいために遠方にあるかのように錯覚されやすいのではないでしょうか。通常、進路変更の際にはミラーを見て後ろの車の位置を把握した上で合図を出して進路変更をしますが、ミラーに映った像で距離感を把握する場合、小さければ遠くにあるように見えます。最初から小さいとわかっていれば補正できますが、いかにも大きそうな形をしていながら実際には小さければ、遠くにあるように見えても仕方ありません。特に夜間はヘッドライトの位置だけが頼りですので、いかにも大きな車がつけていそうなLEDヘッドライトが小さく映っていれば遠くに見えてしまうことでしょう。

かつて大型車のテールランプが高い位置にあった頃、夜間の高速道路で距離の目視を誤って追突する事故が多発していました。その対策として低い位置にテールランプをつけたり低い位置に反射テープを貼ったりして距離感を錯覚しないようにしました。

しかしこの仮説の通りだとするとゴルフとよく似てひと回り小さいポロは割り込まれやすいということになりますが、そういう話は聞きません。また、Audi A1が割り込まれやすいという話も聞いたことがありませんので、もともとさほど信憑性のある仮説でもありません。

もう一つ思い当たるのは、ハイギアードなDJデミオは出足が鈍い代わりに中速域以上での加速が伸びますし、i-DMが発進時の急加速を抑制する方向に作用しますので、割り込む人が出足の鈍さを見て「だいたいこのくらいの速度になるだろう」と予想してDJデミオの加速の伸びを過小評価している可能性があります。ヴィッツやフィットと同じ車格の車である以上、そういう風に思われて仕方ありませんし、DJデミオの仕様が車格の割に特殊ではあるのですが、DJデミオも徐々に数を増やしていますので、もう少しDJデミオの仕様が認知されてほしいものです。