走行条件は以下の通りです。
- 冬タイヤ装着(ヨコハマiceGuard iG50plus)
- 3号軽油を給油
- 1人乗車+荷物多め
- 時速60km前後で巡航
- 前の車に追従
- 後ろから速い車が追い付いてくることはなし(追いついてきたらたぶん道を譲ったと思います)
- 路面はドライ
- 勾配曲線ともに緩め
- クルーズコントロール不使用(前車追従だったのと、下り坂や赤信号手前でエンジンブレーキを活用したかったため)
- 信号待ちでアイドリングストップ使用
- DPF再生無し
この条件ですと普通に走れば28km/Lくらいを達成できますので、まずは28km/Lを目指して走ったところあっさりクリアして、次は30km/Lを達成したいと思ったらそれも達成してしまい、33km/Lを越えた辺りから34km/Lを目指したものの、市街地に近づくにつれて信号が増えて33.8km/Lをピークに徐々に平均燃費が低下し、DPF再生が始まったら大幅に平均燃費が下がりました。その後は混雑する市街地を走ったり雨が降ってきたりと燃費に不利な状況が続きましたので、平均燃費が回復することはありませんでした。
感想は以下の通りです。
1)デミオディーゼルの燃料コストの安さ
33.8km/Lとなると、100km走行するのに必要な燃料は3L弱。軽油価格が100円/Lの場合の燃料コストは3円/km弱、100km走行で約300円、軽油価格が80円/Lの場合は2.4円/km弱、100km走行で約240円です。
2)ヨコハマiceGuard iG50plusの燃費性能
夏タイヤのトーヨーProxes R39から最初に履き替えたときに冬タイヤなのに燃費が良くなりました。ドライ路面での操縦安定性もなかなかのものですし、スタッドレスタイヤの割には減りにくいです。少々値段が張りますが、なかなか優秀です。
3)下り勾配のエンジンブレーキで平均燃費向上
燃料消費がほとんどなくて距離だけ伸びるのですから平均燃費が向上するのは当然なのですが、1回坂を下ってしばらくすると平均燃費が0.3km/Lくらい向上したのには驚きました。
4)コーナリング時の走行抵抗
一定速度で巡航していたらあとは差がつくのはコーナリング時くらいです。走行抵抗はステアリングの切り角に比例しますので、コーナーの手前で十分に減速し、早めにステアリングを切り始めることで最小限の切り角で曲がるようにすると、走行抵抗を減らすことができます。タイヤのグリップ力を効率よく使うと速く走れるだけでなく、公道でも最小限のグリップ力で曲がれるようになりますので燃費が良くなります。むろん安全上のマージンも大きくなります。