2019年7月19日のYahooカーナビのアップデートで最高速度が表示される道路の範囲が拡大しました。従来は高速道路と国道と有料道路だけが対象でしたが、どの程度拡大したのだろうと思って自宅付近で使ってみたところ、普通に車が走れる道では最高速度が表示されました。
マツダの新しい車ではヘッドアップディスプレイに道路の最高速度が表示されますので、Yahooカーナビの最高速度表示は必要ありませんが、それ以外の車では、やはり最高速度表示があると便利です。たしかに前方を見ていれば速度標識が見えますし、そうでなくても道路の線形から何となく推測はつくのですが、正確であるに越したことはありません。
ヘッドアップディスプレイに最高速度を表示させるには相応のハードウェアが必要ですが、道路ごとの最高速度自体は地図データとして格納されているものですから、同じ地図データを使っていればナビ画面に最高速度を表示させることは可能なはずです。マツダコネクトのメジャーアップデートの際に最高速度表示対応になればよいのですが。
スマホカーナビの隆盛からマツダコネクトの将来像を推測すると、おそらくデータ通信でルートを検索したり各種情報をダウンロードするようになって、いわば車にスマホを内蔵するような形になるのではないかと想像します。しかしいくら車の生産台数が多いといってもスマホの生産数に比べれば数桁違いますので、中途半端なハードウェアやソフトウェアを作るくらいなら、スマホが担う範囲と自動車が担う範囲とを正しく切り分ける方が大切なのではないかと思います。