2015年3月30日月曜日

デミオディーゼルの走行可能距離

デミオの燃料タンク容量は諸元を見れば明らかな通り、44L(ディーゼルMTのみ35L)です。この燃料タンク容量に燃費を掛けると走行可能距離になります。JC08燃費は諸元に記載の通りAT車で26.4km/Lですので、カタログ上走行可能距離は1161.6kmとなります。MT車の場合、35Lに30km/Lを掛けて1050kmとなります。しかし当然のことながら実燃費はカタログ燃費と異なりますし、道路の状況や運転のしかたによっても実燃費は異なります。また、燃料が無くなってしまったら走行できませんので、通常は燃料を使い切ることはなくて、ある程度余裕を持たせるものです。さらに、給油の際にはどこでもよいということはなくて、なるべく燃料価格の安いところで給油したくなりますし、そもそもガソリンスタンドの無い所では給油のしようがありませんので、その分の余裕も必要になります。

体感的には、途中何箇所かに立ち寄ったり休憩したりしながら走る場合、3日おきに給油することになります。例えば2泊3日で旅行に出かけると帰着まで無給油で走行できます。高速道路で300km程度の所に行って現地で山道を200kmほど走行する場合、合計で800kmです。デミオの燃料計での走行可能距離もだいたい800kmくらいです。内陸へ行くほど標高が高くなりますので、上り坂の多い往路での燃費が悪く、燃料計の表示される残り走行可能距離がみるみるうちに減っていきます。しかしそのような場合には下り勾配の多い復路では残り走行可能距離があまり減りませんので、結局どうにかなります。しかし高速道路で渋滞したり一般道に迂回したりすると燃料を余計に消費しますので、ギリギリを狙うとあと少しの所で高速を降りて給油することになります。目的地まで片道250km程度でしたら余裕があります。

もう少し遠くへ行く場合や日数が増える場合には、途中で1回の給油が必要です。例えば5日間で1000km走行する場合には3日目の夕方くらいに給油が必要になります。全般的に製油所のある沿岸部よりも内陸部の方が石油価格が高いため、給油する場所には注意が必要です。特に軽油価格はガソリン価格以上に価格差が大きくて、すぐ近くのガソリンスタンドでも値段が全然違ったりします。慌てて高いガソリンスタンドで給油してしまわないよう、余裕を持って給油した方がよいでしょう。内陸のガソリンスタンドでは輸送によるタイムラグがありますので、石油価格が値上がり基調の時期には、過去に仕入れた安い価格の燃料の在庫があったりして、そんなに高くなかったりもします。