2020年1月28日火曜日

Android AutoとCarPlayを使ってみました

まずはAndroid Autoから。Google Mapを使用。
  • スマホをつないでからナビ画面が表示される状態まで時間がかかる。
  • Googleの地図は画面が白飛びしてとても見づらい。これだけでも使いたくなくなるレベル。
  • 音声案内の音がAMラジオ並の音質。スマホでは別段気にならないのですが。
  • コマンダーノブのダイヤルを回して画面を拡大縮小するためには。画面右側の+/-ボタンを押す必要がある。
  • Google Mapと同様に渋滞箇所が赤で表示されるのでわかりやすい。
  • Googe Mapなので到着予想時刻の精度は高い。渋滞時には威力を発揮する?
  • タッチパネルをなぞると画面を移動させることができる(もしかして2本指でピンチすると拡大縮小できたりする?)。
  • 案内そのものにはさほど不満なし。
次はCarPlay。Yahooカーナビを使用。
  • 画面はGoogle Mapよりもはるかに見やすいが、マツダコネクトナビよりも粗い。
  • 音声案内の音はAMラジオよりはましだが、マツダコネクトナビの音声の音質よりもやや劣る。
  • 画面の拡大縮小は画面左下の+ボタンと−ボタンでしかできないが、タッチパネル無しでそれらのボタンに到達するのはとても面倒なので、運転中には事実上画面の拡大縮小ができない。
  • タッチパネルは使えない。
  • CarPlay使用中はスマホ上の音源しか再生できない。しかも運転中に音楽再生画面を表示させるのがとても面倒なので、運転中には事実上音楽再生操作ができない。
  • オービス手前で警告があるのは便利。
  • スマホ版のYahooカーナビは結構出来が良いのに、CarPlay版はかなり残念な仕様。
もしどちらか一方を使うとしたらまだCarPlayの方がましという印象でしたが、いずれにせよAndroid AutoやCarPlay上ではまだそれらの仕様の制限によってアプリ本来の機能やUIを活用することができず、ましてやコマンダーノブに最適化されたUIなどあるはずもなく、これならコマンダーノブに合わせて設計されたマツダコネクトナビの方がはるかに使いやすいです。My Mazdaアプリで目的地を送信できることで、目的地入力をあらかじめできるというスマホナビ優位性もさほどなくなりました。残っている欠点は文字入力が面倒ということくらいです。

かつてデミオディーゼルにAndroid Auto/CarPlayのレトロフィットキットをつけようかと考えたこともありましたが、取り付けるまでの費用と手間暇に比べて実現できる機能がしょぼいので見送りました。ただし、この手の技術は発展途上で数年後にはましになっていそうですので、車の側に受け入れるためのハードウェアがあることには意味があると思います。

カローラではスマホナビを標準とするようになりましたが、手に持ってタッチパネルを操作する前提のUIは車の運転のために最適化されていませんので、どうやって折り合いをつけているのか気になるところです。カローラにもコマンダーノブとそれに最適化された車載ナビがあればよいのですが、マツダと異なり一から開発するとなると費用と工期がかかりますので、スマホナビの普及した今となってはあまり乗り気になれないのかもしれません。