2021年1月31日日曜日

Mazda 3のレーダー探知機の設置場所

速度違反するつもりがなくてもヒューマンエラーに対するバックアップとしてレーダー探知機(といってもレーダーを探知する機能には今やほとんど意味がなくて、むしろ単にGPS座標が登録されたオービス手前で警報を発する装置といった方が実態に近いですが)をつけるようにしているのですが、Mazda 3につけるのは意外と難しいです。

デミオディーゼルに乗っていたときにはちょうどマツダコネクトのディスプレイのすぐ右が空いていましたので、そこに台座を固定して使っていましたが、Mazda 3の場合はディスプレイが横長ですのでディスプレイの右側にちょうどよい場所がありません。視界の妨げにならない一等地にディスプレイが鎮座しています。国土交通省の前方視界基準および直前側方視界基準に適合するためには、運転席から見て概ねダッシュボードの前縁からはみ出さないに設置しなければなりません。ダッシュボードやボンネットしか見えない場所なら視界の妨げになりません。ミニバンやSUVや軽自動車のように着座位置が高くダッシュボードの高さが低く視界の広い車であればさほど問題にならないのですが、Mazda 3は天井が低いうえに着座位置が低く、フロントガラスの天地寸法も小さいことから、視界を確保できないと法令違反もさることながら自分が危険にさらされますので、限られた前方視界を妨げないよう注意が必要です。

Aピラーによる死角とルームミラーによる死角は視界確保の例外ですので、その陰になっている場所に設置するのが確実なのですが、ルームミラーの手前に設置するわけにはいきませんし、ドライブレコーダーと違ってレーダー探知機の画面を見ることもありますので、ルームミラーの左前方に設置するわけにもいきません。助手席側のAピラーの陰に置けば視界は万全ですが、画面を見るときの視線移動が大きすぎて危険です。

となると消去法で運転席側Aピラーの陰になります。ここはちょうど窪んでいてレーダー探知機をつけても視界の妨げになりません。幸い、スピーカーを遮ることもありません。しかし、ダッシュボードの位置が低すぎて台座が届きません。台座がなくてもすっぽりはまる場所はあるにはあるのですが、安定しないため落ちやすいです。調べてみたところ、台座にスペーサーを噛ましている事例があり、これは便利そうだと思って台座を嵩上げしてみたところ、やっと安定して設置できるようになりました。ちなみに運転席側Aピラーの陰はカローラやインプレッサでは三角窓のある場所ですので、ここに物を置くと視界の妨げになり、せっかく設置された三角窓が意味をなさなくなります。