2015年9月23日水曜日

ゆりかごとしてのデミオディーゼル

デミオディーゼルは長距離の移動には便利ですが、車体が軽いために路面の凹凸を拾うと車体が上下動しやすいです。細かい凹凸はうまくいなしてくれるのですが、大きめの入力に対しては車体を浮き上がらせる方向に作用します。比較的線形の良い道を長時間走るとゆりかごのようにゆさゆさとゆすられて、単調な景色とあいまって眠気を催すようです。人間は1Hzくらいの振動を心地よく感じるらしく、そのようにチューニングしてあるようですが、助手席に座っていると気持ちよさのあまり眠くなるようです。デミオのシートはドライバーの体格の差を吸収できるよう背もたれにもウレタン材を使っているのですが、助手席も同様に背もたれにウレタン材が入っていますので、体をすっぽりと包んでくれます。「人をダメにする椅子」ならぬ「ナビをダメにする椅子」でしょうか。運転していると前方を注視していますのであまり眠くならないのですが、ゆりかごのような椅子で運転して眠くなって激突すると、「ゆりかごから墓場まで」になります。