2015年12月21日月曜日

マツダコネクトの地図データを更新してみました(2014年度版→2015年度版)

2015年12月21日についに念願のSDカードPlusの地図データ更新が来ましたので、早速更新してみました。入庫を間近に控えておりましたので、そのついでにやってもらうことも考えたのですが、自分でできることなら自分でやりたいですし、自分でやる方がいろいろわかります。

【今回の更新範囲】
今回更新対象の地図データは2015年度版であり、2015年夏までの地図データが反映され、2015年秋にリリースされたものです。2017年度版まで配信される予定とのことで、今回を含めてあと3回地図データを更新できます。2015年春に高速道路の開業が相次ぎましたが、今まで地図データに反映されておらず、新規開業区間を走行するたびに空中浮遊していました。高速道路ならルート上で迷う心配は無いものの、ルート検索時に検索対象とならないため、例えば首都高速中央環状品川線を通るべき状況でレインボーブリッジ経由のルートへと誘導されたりしました。さらに、中央環状品川線を走行すると、空中浮遊どころか、トンネル内で自車の位置を見失ってとんでもない現在位置を表示したりしていました。

【更新までの手順】
地図データ更新ツールのダウンロード・展開方法操作手順は公式サイトにも記載されています。まず、地図データのサイトにアクセスし、地図データ更新ツールをダウンロードします。更新ツールはWindows  Vista/7/8のみで動作し、Windows 10には対応していませんので、Windows PCをWindows 10にアップデートしてしまうと更新ツールを実行できなくなります。また、Macやスマホにも対応していません。Macやスマホしか持っていなければ、誰かのWindows 7マシンを借りるか、あるいはディーラーでやってもらうしかありません。後述の通り、インストールされるのではなく、単に展開後のファイルを実行するだけですので、他のWindows PCを使ってもHDDやレジストリを汚す心配はありません。

更新ツールのファイルは自己解凍式の.exeファイルですのでそれを実行すると、ダウンロードした先のフォルダで展開されます。SDカードを挿入した状態でMapUpdateというフォルダを開き、MapUpdate.exeを実行します。SDカードを挿した状態でないと地図データのダウンロードができません。SDカード内のデータと地図データサーバー上のデータとを照合し、更新ファイルがある場合には更新を促すプロンプトが出ますので、「更新実行」ボタンを押して更新を開始します。

あとは自動でSDカード内の地図データのバックアップ、データダウンロード、地図データ更新、地図データ検証が行われます。ダウンロードするデータが5.2GBありますので、回線の太い場所で実行する必要があります。従量課金接続の回線でダウンロードするとパケ死します。今回の更新に際しては、比較的回線の太い場所で、1時間くらいかかりました。

一時ファイルが格納されているフォルダを覗いてみると、サイズが102400KBに統一された7-zipで圧縮されたファイルがあります。データのダウンロードのステータス画面を見ると、これが53個ダウンロードされる、すなわち圧縮後のサイズで約5.2GB相当のファイルがダウンロードされるようです。すべてのダウンロードが完了したら、これら53個のファイルが結合されて、各種の.KWIファイルが生成されるのでしょう。圧縮ファイルを分割することで、ダウンロードが中断された際に少ない手戻りで再開できるようにしているのではないかと推測します。ちなみに、バックアップされた古い地図データのバージョンにはMMM4M0JP0200302、新しい地図データのバージョンはMMM5M0JP0601600というフォルダ名が付されていました。これらの一時ファイルは更新完了時に削除されます。

更新完了後にSDカードの中を覗いてみると、更新日付が2015年9月30日のデータに置き換えられていました。

【更新後の地図データの確認】
早速SDカードを車に挿してカーナビでルートを検索してみました。関東エリアでは直近で以下の区間が開通していますので、ルート検索で反映されるかどうか試してみました。

  • 常磐道富岡浪江間(2015年3月1日開通)→○
  • 首都高速中央環状品川線(2015年3月7日開通)→○
  • 圏央道久喜白岡境古河間(2015年3月29日)→○
  • 圏央道神崎大栄JCT間(2015年6月7日開通)→○
  • 日本海東北自動車道金浦象潟間(2015年10月18日開通)→×
  • 圏央道白岡菖蒲桶川北本間(2015年10月31日開通)→×
このタイミングですと、2015年10月31日の八王子バイパス無料化は反映されていないでしょう。他にも全国各地で国道のバイパスが順次開通していますが、さすがにそこまでは確認しきれていません。きっと夏頃までに開通した分は反映されているのでしょう。

当然のことながら、今後開通する予定の区間は反映されておりませんので、例えば新東名の浜松いなさJCT豊田東JCT間は2016年2月13日に開通した後も次回2016年12月の地図データ更新までは反映されません。高速道路ですので迷う余地はありませんし、せいぜい東名経由を案内されるくらいですのでさほど支障はしませんが。

一部積み残しがあるとはいえ、2015年春に開通した分が反映されましたので、これでだいぶ便利になりました。