2016年5月8日日曜日

デミオディーゼル(AT)で平均燃費28.9km/Lが出ました

給油して平均燃費をリセットしてから流れの良い幹線国道を流れに乗ってダラダラと走りだしたら平均燃費がぐんぐん上昇し、瞬間的に28.9km/Lが出ました。しかも今回はエアコン使用です。今までの最高は28.7km/Lでしたので僅かながら記録を更新しました。どちらも夏タイヤ装着時です。30km/Lまで到達できるかと期待してもっと燃費を伸ばそうとしたものの、それからは信号がに引っかかったり上り坂があったりして平均燃費が下がりました。

その次に給油した際には給油後まもなく高速道路を走行しましたので同様に燃費が伸びるかと期待したのですが、最高で28.1km/L止まりでした。高速道路で時速100kmで走行しているときに瞬間燃費を表示させてみると、19.8km/Lのまま安定していました。せっかく高速道路を走行するのだからと、久しぶりにクルーズコントロールを使いましたが(というか、こんなときくらいしか使い道がありません)、瞬間燃費も平均燃費も上昇しませんでした。一定速度で高速道路を巡航する際には本来ならもっと伸びるはずですので、もしかしたら緩い上り坂だったのかもしれません(川の上流方向に向かっていましたので)。

今までの経験からざっくりとした傾向を見てみると、時速60km巡航で平均燃費28km/Lくらい、時速80km巡航で平均燃費25km/Lくらい、時速100km巡航で平均燃費22km/Lくらいです。軽油はガソリンよりも税金がリッター当たり20円安いので、現在の燃料価格の相場でしたらガソリン価格の8割くらいです。そのため、ガソリン価格に換算すると燃費の数字は25%増しになります。高速巡航ではディーゼルエンジンの独擅場ですが、とりわけデミオディーゼルは車体が軽い分だけ燃料消費が少ないため、長距離移動時の燃料コストは他車にくらべると随分安いです。

本来なら同じエンジン回転数、同じエンジン負荷なら速度が高い方がリッター当たりの走行距離が増える分だけ燃費が良いはずですので、6速にシフトアップする時速80km以上の速度域の方が燃費が良いはずです。また、その程度の速度域でしたらまだ空気抵抗はさほど大きくないはずなのです。一方、その速度域まで加速する分の燃料消費がありますので、瞬間燃費はともかくとして平均燃費は若干相殺されるようです。あるいは荒れた路面を高速で走行すると転がり抵抗が増大しているのかもしれません。

とはいえ、もともとの燃料コストが十分に低いので、燃料代よりも時間の機会費用の方が効いてきそうです。400kmを時速80kmで巡航する場合と時速100kmで巡航する場合とを比較すると、前者の燃料コストは1280円、後者の燃料コストは1455円です。一方、時速100kmで巡航すれば所要時間を1時間短縮できますので、時間当たりの人件費を考慮すれば早く目的地に到着してしまう方が有利です。同乗者の人数が増えればなおさらです。エコのために我慢すると、人間という最も環境負荷の高いリソースを浪費することになります。

高速巡航での燃費が意外と良くない印象ですが、田舎の3桁国道で整備の行き届いた道でしたら、若干の勾配や起伏があっても、普通に加減速して曲線の手前でブレーキを踏んで曲線の出口付近からアクセルを踏み込む運転で、22km/Lくらいは出ます。人口の少ない地域では信号が少ないというのが効いているのかもしれません。我慢しないで安全な範囲で走りたいように走るのが良さそうです。