2021年2月22日月曜日

1.8Lディーゼルエンジンの出力向上(その2)

Skyactiv-Xと1.8Lディーゼルエンジンの出力向上に関して記事を見たところ、1.8Lディーゼルエンジンの出力をどうやって向上したのかある程度見えてきました。当初の予想とは全然違っていました。

Skyactiv-Xでは筒内圧センサーからの信号の解析手法を改善することでEGRの予測精度を向上し、それによって出力を向上したとあります。一方、1.8Lディーゼルエンジンについては、今までEGRを入れすぎていて加速のために酸素が足りない領域があったのを改めたとのことですが、それを実現した手段には言及されていません。

当初の噂ではディーゼルエンジンの出力向上はソフトウェアの変更だけでなくハードウェアの変更も伴うので既存車両には適用できないという話でしたので、てっきり触媒をつけて環境性能に余裕を持たせたのだろうかと予想していました。既存車へのサービスキャンペーンでもディーゼルエンジンの出力向上が含まれておりません。EGRの制御というと、ディーゼルエンジンにもSkyactiv-Xと同様に筒内圧センサーを取り付けて、Skyactiv-Xと同様にEGRの予測精度を向上して、EGRの入れすぎを解消したのでしょうか。しかし筒内圧センサーのような高価な部品を入れてしまったらますますディーゼルエンジンのコスト競争力が低下するでしょう。具体的にどのハードウェアを変更したのかまだわかりません。