2015年1月19日月曜日

マツダコネクトのエンターテインメントメニュー

マツダコネクトのエンターテインメントのメニューは上から順にFMラジオ、AMラジオ、Aha、Stitcher、Bluetooth、USB1、USB2、CD/DVD、AUX、TVの順に並んでいます。デフォルトで上から順に再生されるようで、iPodをUSB1に挿して再生しているうちはUSB1のままですが、iPodを引き抜くと自動でFMラジオに切り替わります。

FMラジオは地域によって周波数が異なりますし、iPodが挿さっていないときに必ずしもFMラジオを聴きたいとは限りませんので、何も接続していないときにデフォルトでFMラジオが再生されるのには困っています。メニューの並び順を変えることができるかどうかマニュアルを参照してみたのですが、該当する機能はまだ見当たりません。iOSとかだとメニュー画面を編集して順序を並べ替えることができるのですが。

また、オーディオOffを選びたいのですが、探しても見当たりません。差し当たり、コマンダーノブの手前のボリューム調整ボタンを押して消音するしかなさそうです。音が出ないようにするという目的は達成されるのですが、どんな車にもついているオーディオOffのボタンがついていないというのはなんとも奇妙です。

2015年1月18日日曜日

デミオディーゼルで一般道をダラダラ走ってみました

前方に法定速度遵守の車がいたり、道路が混雑していたこともあって、それならば燃費運転にチャレンジしてみようと思い立って、比較的低速で長時間巡航しました。速度域は時速30kmから時速60kmくらいの間です。

エンジン回転数は1200回転くらいで、太いトルクのおかげでエンジン回転数が上昇することもほとんどなく、ターボの効かない回転数ですので力強さや走っている実感は全くなく、アイドリングとほぼ同程度なのになぜかそれなりの速度で走っていました。

速度が高くても低くても、平均燃費計は21.2km/Lから21.8km/Lの間を行ったり来たりしていました。エンジン負荷が同じなら速度が低い方が走行距離を稼げない分燃費では不利なはずなのですが、低い速度域で巡航していても平均燃費が落ちませんので、おそらくエンジン回転数を落として過給せずに燃料噴射量を減らしているのではないかと推測します。

ガソリン価格と軽油価格との差をもとにガソリン代基準で燃費を換算すると25km/Lくらいで、デミオのガソリン車の実燃費が20km/Lくらいであることを考慮すると、やはり巡航時にはディーゼルの方が燃費では有利なようです。

ちなみにi-DMで時折青ランプが点灯するような機敏な運転での平均燃費は19km/L程度です。高速道路で流れに乗って走っても平均燃費は19km/L程度です。100km走行したときの軽油代の差はだいたい数十円です。軽油代の安さもあって、我慢しなくてもさほど燃料コストは増えないようです。しっかり加速して走ると加速の際に多く燃料を消費しますが、走行時間が短く、信号待ちの時間が長い分アイドリングストップの時間も長いため、燃料消費量の増加は抑えられているようです。高速道路でも、エンジン負荷の高い速度域で走ればその分走行時間が短くなりますし、距離も伸びますので、ものすごく燃費が良いわけではないものの、悪くもありません。

我慢して燃費運転すると平均燃費が30km/Lくらいに達するのであれば燃費にチャレンジする甲斐もありますが、我慢しなくてもガソリン車よりも燃費が良いのでしたら、燃費の良さを機敏な走りに振り向けるというのもありかもしれません。

2015年1月17日土曜日

デミオのクルーズコントロールの活用法

デミオのクルーズコントロールは自動追従形ではなく速度設定型ですので、流れに乗って前の車の後を付いていくのには向いていません。ではどういう場面で便利かというと、空いている高速道路で速度違反しないように走りたいときです。

国産コンパクトカーの場合、道路の状況に合わせて安定して走れる速度で走っている限りそんなに変な速度にはならないはずなのですが、デミオディーゼルの場合は時速100kmでは余裕がありすぎますので、先頭を走っているといつの間にかとんでもない速度になってしまうリスクがあります。

そこで合流したらおもむろに法定速度に合わせてクルーズコントロールを設定して、あとはアクセルを踏まずに走るわけです。前の車に追いついたら一定速度を保ったまま追い越し車線で追い越してまた走行車線に戻るという、高速路線バスみたいな運転になります。ディーゼルエンジンで回転数も低いので、まさに高速路線バスみたいな乗り心地です。クルーズコントロールを使うとプロみたいに定速走行できますので、あたかも運転がうまくなったかのように錯覚することができます。ただし、先行する車が一定速度で走ってくれないと車間距離が伸びたり縮んだりして走りにくいです。

退屈しのぎに時速100kmの定速走行で瞬間燃費を表示させてみると、巡航時に25km/L強、スロットルを絞ると40km/Lくらい、加速時に15km/Lくらいで変動し、どんどん燃費が良くなっていきますので、自己満足になります。

新車1ヶ月無料点検を受けました

年内に納車されたおかげで納車後1週間で走行距離が1000kmを越えましたので、まだ早いですが新車1ヶ月無料点検を受けました。

到着時に車の具合について尋ねられましたので、「走りそのものには不満は無いのですが」と前置きした上で、以下の点を指摘しました。


  1. アクティブドライビングディスプレイが少しずれて見える。表示を見てもどこが中心なのだかわかりにくいため、ドライビングポジションを確認しにくい。
  2. バックモニターを見ながら線に合わせて車庫入れするとなぜか向きが曲がる。同じ車に乗っていれば慣れるはずなのに、いつも同じ向きで曲がる。今まで乗っていた車では無かったことなので、急に運転が下手になったように感じる。
まず1については、左目で見ると左にずれて見えて、右目で見ると右にずれて見えます。人間には利き目がありますので、左右の視力に差があるとき、片方の目で見るとずれて見えます。右目・左目それぞれで見て左右対称であれば機器そのものには問題ありません。利き目に合わせて左右方向も補正できればよいのですが、現在は高さ調整までしかできませんので、次世代車種に期待するしかありません。

念のため、保守マニュアルの該当箇所を見せていただけました。標準状態でどのように表示されるかが記されており、レーン逸脱警告装置が動作しているときには、レーン逸脱表示と車速表示との間が中心とのことです。車速を単独で表示する場合、車速表示の数字は3桁表示を基準にしているため、2桁だとわずかに右にずれて見えます。デミオはリミッターの当たる最高速度が時速180kmとのことですが、日本の公道では2桁表示ばかりですので、結果的にいつも右にずれて表示されることになります。10の位が真ん中に来ればシートポジションに問題ありません。

対策としては、片目づつ見て左右対称になるよう中心線を合わせた上で、その状態での見え方を体で覚えるしかなさそうです。アクティブドライビングディスプレイは他の機器に比べて歴史が浅く、若干こなれていない面があるようです。

次に2についてですが、ディーラーの方が試乗車を運転したときにも全く同じように再現しました。曲がる向きが同じとのことでしたので、工作精度による品質のばらつきというよりも、仕様のようです。バックモニター用のカメラはナンバープレートの真上のリアバンパーの中に埋め込まれている小さい部品ですので、工作精度の面からはハードウェア的な対応には限度があって、線の表示はソフトウェア的に補正するしかなさそうですが、現時点では線の表示を補正する手段はありません。

バックモニターに頼りすぎずに左右のミラーを見ながら確認するしかなさそうですが、先代のデミオと違ってミラーからは車庫の白線が見えにくいため、シートポジションやミラーの位置を調整して扱いやすい位置を見つけるしかなさそうです。ブルーワイドミラーのオプションをつけると視野角が広がって白線が見えやすくなりますが、それだけのためにお金を払う気にはなれません。また、昔の車だとバック時にミラーの向きが下がって白線が見えやすくなるものもあったようですが、今のマツダ車にはその機能はありません。

走りとは直接関係ない細かい事項なのですが、近年マツダ車の出来が急速に良くなっており、かつユーザーエクスペリエンスを重視する設計になっていますので、それに伴って次第に細かいことまで気になってきます。

点検の結果、走りの部分には特に問題がなく、エンジンオイルだけ交換してもらいました。ディーゼルエンジンはオイルが汚れやすく、500kmくらいで黒くなるとのことです。クリーンディーゼルエンジンの車に乗るなら定期的にメーカー純正のオイルを交換してもらえるパックdeメンテに入っておいた方がよいでしょう。

あとは洗車してもらって無事に出場しましたが、健康診断を受けて一風呂浴びてすっきりした気分です。ちなみに、オイルが交換されたおかげかどうか知りませんが、心なしかエンジンの挙動が滑らかになったような気がします。

2015年1月13日火曜日

デミオディーゼルエンジンのターボ音

ディーゼルエンジンにはターボがついていますので、ある程度回転数が上がるとターボ音が聞こえるはずなのですが、ターボが効くと言われる1500回転以上ではターボ音が聞き取れません。他の音にかき消されているのかもしれません。むしろ、エンジン回転数が低下しているときに、遠方でサイレンが鳴っているような音が聞こえます。車速と連動せずにタコメーターと連動して音の高さが変化しますので、ターボ音だとわかります。

ターボ音は後方右側から聞こえてきます。そのためどこかでサイレンが鳴っているのではないかと錯覚します。サイレンみたいな音がいつまで経っても聞こえますので、じきにそれがサイレンではないことに気づきます。なぜエンジンルームのある前方からではなく後方、しかも右側から聞こえてくるか推測するに、前方からの音はうまく遮音されていて、何らかの理由で後方からの音のみ車室内に伝わっているのではないでしょうか。運転席に座っていると右側の方が外側に近いので、右側から聞こえているように感じるのかもしれません。

デミオディーゼルの燃費運転のコツ

しばらく運転しているうちにディーゼルエンジンの特性を徐々につかめてきました。

エンジンはアイドリング時で800回転なのを除けば、ほぼ常時1500回転から2000回転の間です。すなわち、エンジンを回している限り日本の公道でいかなる速度で走行しようとも燃料消費量はほぼ一定ということになります(時速100kmで6速のときに1800回転)。日本における燃費の指標は走行距離を燃料消費量で割ったものですので、分母が一定ならば分子が大きい方が燃費が良くなります。走行距離を伸ばすためにはなるべく高い速度域を維持すること、およびアイドリングを無くすことが必要です。

低排気量ガソリンエンジンの場合はアイドリング時で800回転程度、巡航時に2000回転程度、上り勾配等で負荷がかかるときや加速のためにキックダウンするときには3000回転程度になります。全般的に回転数が高いため、アイドリング時の燃料消費量は走行時に比べて少ないです。一方、ディーゼルエンジンの場合はアイドリング時であっても上り勾配や高速巡航時の半分くらいの燃料を消費します。幸いアイドリングストップがついていますので、積極的に活用することでアイドリング時の騒音と振動を低減できるのみならず、燃費も向上できます。

常時燃料消費量が同じなら、目的地までの燃料消費量はエンジン駆動時間に比例し、目的地までの燃料消費量を最小化するためには、エンジン駆動時間を最小化すればよいということになります。ルート選定においては極力渋滞や信号待ちが少くて目的地への到達時間の短いルートの方が、多少距離が長くなっても効率的です。

2015年1月6日火曜日

Mazda Toolboxによる地図データの更新

http://www.mazda.co.jp/info/mazdaconnect/によると地図データを更新するためにはMazda Toolboxというソフトウェアのインストールが必要とのことですので、試しに入れてみました。

手順は結構面倒で、まずhttps://mazda-japan.naviextras.com/shop/portalに入ります。ユーザーアカウントを作成し、それからMazda Toolboxをダウンロードします。サイズは12MBほどです。

早速起動してみると、「ナビゲーション用のSDカードを挿入してください」というメッセージが出ていて、SDカードを挿入しないとログインすることもできません。SDカードは当然のことながら普段は車の中に入っていますので、わざわざそれを車から取り出してWindows PCのSDカードスロットに挿す必要があります。新しいウルトラブックだとSDカードスロットがありませんし、古いPCのSDカードスロットはSDHCに対応していませんので、SDHC対応のカードリーダーが無い場合には、USB接続のカードリーダーを調達する必要があります。

やっとのことでSDカードを挿すと、ログインできるようになって、最初に地図データのバックアップを取ることが求められます。バックアップを取ること自体はしごくまっとうなことですし、バックアップを取るのみさほど時間を要しませんし、地図データは4GBしかありませんので、ディスクスペースを圧迫するわけでもなく、バックアップを取ることが負担になるわけではありません。

そのようにしてやっと地図データを更新できる状態になるわけですが、地図データは最新版でしたので、結局更新の機会はありませんでした。せめてどのタイミングで地図データが更新されるのかくらいはわかるようになっていないと余計な手間がかかったり、あるいはすぐに更新する機会を失ったりするのですが、今のところ地図データ更新のタイミングを知らせるような気の利いた仕組はありません。せっかくユーザーアカウントを作ってメールアドレスまで登録したのですから、メールアドレス宛に地図データの更新を通知してくれればよいのですが。

一度に4GBの地図データをダウンロードするのは大変ですが、実際には地図データは様々な地図データの集合体なのですから、更新箇所だけパッチを当てる仕組になっているとありがたいです。都度パッチを当てる方式の方がダウンロードサイズが小さくなるだけでなく、頻繁なデータ更新にも対応できますので、高速道路等の開業にも対応しやすくなります。

どうしてこんな面倒な仕様になっているのか推測するに、購入品である純正SDカードを認証の中心になっていて、そのSDカードが鍵としての役割を果たしているのではないでしょうか。際限なく地図データをダウンロードしてコピーすることができてしまったらSDカードを販売する意味が無くなってしまいますから。自動車の個体とSDカードとが紐付いているのですから、自動車の製造番号等の識別子に基づく認証にしても良さそうに思えますがし、1つのIDで際限なく地図データをダウンロードできるとしてもそのIDを持つ車でしか地図データを使えないなら問題ないような気もします。もしかしたら車載機器のハードウェアが故障等によって交換される可能性もありますので、SDカードに基づいて認証しているのかもしれません。なお、認証の仕組の細かい部分については、SDカードの中身を解析すればわかるのかもしれませんが、まだそこまでできていません。

しかしそうだとするとユーザーアカウントが一体どのような意味を持つのかよくわかりませんが、有償で地図データを購入するようになったときに必要になるのかもしれませんが、そうだとしても無償で地図データを更新する際にもユーザーアカウントが必要な理由は依然としてよくわかりません。Mazda ToolboxはNNG社の汎用ソフトウェアですので、汎用性を持たせるためにそのような仕様になっているのかもしれません。せっかくユーザーアカウントを作らせるのでしたらなおのこと、地図データ更新の通知等に活用してほしいものです。

せっかくこのようなツールがあるのですから、マツダコネクトに記録されたカーナビ履歴やお気に入りといったユーザーデータのバックアップも取れないものかと思います。マツダコネクトがフリーズして初期化せざるをえなくなった際、せっかく登録してあったデータがすべて消えてしまって再度登録し直すことになりますが、バックアップから復旧できればその手間も少しは軽減されるのではないでしょうか。

しかしそのためにはそのようなユーザーデータがSDに記録されている必要があるものの、ユーザーデータはSDの地図データとは無関係に存在するものですので、USBメモリ等のSD以外の記憶媒体への書き込みが必要になるかもしれません。となるとユーザーIDで管理することにも意味があるでしょう。近い将来、車載機器に通信機能が実装されればクラウドで定期的にバックアップを取る方式にできるかもしれません。あるいは通信機能が無くても、Android AutoやCarPlayのデータ様式をインポートしたりエクスポートしたりできればさらに便利になるのではないでしょうか。