2015年1月17日土曜日

新車1ヶ月無料点検を受けました

年内に納車されたおかげで納車後1週間で走行距離が1000kmを越えましたので、まだ早いですが新車1ヶ月無料点検を受けました。

到着時に車の具合について尋ねられましたので、「走りそのものには不満は無いのですが」と前置きした上で、以下の点を指摘しました。


  1. アクティブドライビングディスプレイが少しずれて見える。表示を見てもどこが中心なのだかわかりにくいため、ドライビングポジションを確認しにくい。
  2. バックモニターを見ながら線に合わせて車庫入れするとなぜか向きが曲がる。同じ車に乗っていれば慣れるはずなのに、いつも同じ向きで曲がる。今まで乗っていた車では無かったことなので、急に運転が下手になったように感じる。
まず1については、左目で見ると左にずれて見えて、右目で見ると右にずれて見えます。人間には利き目がありますので、左右の視力に差があるとき、片方の目で見るとずれて見えます。右目・左目それぞれで見て左右対称であれば機器そのものには問題ありません。利き目に合わせて左右方向も補正できればよいのですが、現在は高さ調整までしかできませんので、次世代車種に期待するしかありません。

念のため、保守マニュアルの該当箇所を見せていただけました。標準状態でどのように表示されるかが記されており、レーン逸脱警告装置が動作しているときには、レーン逸脱表示と車速表示との間が中心とのことです。車速を単独で表示する場合、車速表示の数字は3桁表示を基準にしているため、2桁だとわずかに右にずれて見えます。デミオはリミッターの当たる最高速度が時速180kmとのことですが、日本の公道では2桁表示ばかりですので、結果的にいつも右にずれて表示されることになります。10の位が真ん中に来ればシートポジションに問題ありません。

対策としては、片目づつ見て左右対称になるよう中心線を合わせた上で、その状態での見え方を体で覚えるしかなさそうです。アクティブドライビングディスプレイは他の機器に比べて歴史が浅く、若干こなれていない面があるようです。

次に2についてですが、ディーラーの方が試乗車を運転したときにも全く同じように再現しました。曲がる向きが同じとのことでしたので、工作精度による品質のばらつきというよりも、仕様のようです。バックモニター用のカメラはナンバープレートの真上のリアバンパーの中に埋め込まれている小さい部品ですので、工作精度の面からはハードウェア的な対応には限度があって、線の表示はソフトウェア的に補正するしかなさそうですが、現時点では線の表示を補正する手段はありません。

バックモニターに頼りすぎずに左右のミラーを見ながら確認するしかなさそうですが、先代のデミオと違ってミラーからは車庫の白線が見えにくいため、シートポジションやミラーの位置を調整して扱いやすい位置を見つけるしかなさそうです。ブルーワイドミラーのオプションをつけると視野角が広がって白線が見えやすくなりますが、それだけのためにお金を払う気にはなれません。また、昔の車だとバック時にミラーの向きが下がって白線が見えやすくなるものもあったようですが、今のマツダ車にはその機能はありません。

走りとは直接関係ない細かい事項なのですが、近年マツダ車の出来が急速に良くなっており、かつユーザーエクスペリエンスを重視する設計になっていますので、それに伴って次第に細かいことまで気になってきます。

点検の結果、走りの部分には特に問題がなく、エンジンオイルだけ交換してもらいました。ディーゼルエンジンはオイルが汚れやすく、500kmくらいで黒くなるとのことです。クリーンディーゼルエンジンの車に乗るなら定期的にメーカー純正のオイルを交換してもらえるパックdeメンテに入っておいた方がよいでしょう。

あとは洗車してもらって無事に出場しましたが、健康診断を受けて一風呂浴びてすっきりした気分です。ちなみに、オイルが交換されたおかげかどうか知りませんが、心なしかエンジンの挙動が滑らかになったような気がします。