2016年2月10日水曜日

マツダコネクトをバージョンアップしてきました(56.00.220→56.00.401)

2016年2月3日にマツダコネクトのバージョンアップがアナウンスされましたので、急遽ディーラーに入庫してバージョンアップしてきました。メジャーバージョン番号が上がっていないことからも見て取れる通り、カーナビと音楽再生周りの細かい不具合の改善です。詳細はhttps://www.fastcloud.jp/mazda/web/faq/faq/724/1/%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%80%E3%82%B3%E3%83%8D%E3%82%AF%E3%83%88_%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0Ver.56.00.401.pdfご参照。マツダコネクトの場合、新機能を追加するよりも既存の不具合を修復することの方が先決ですので、こういう修正アップデートは歓迎です。

【音楽再生】
USBメモリで音楽再生するときに、エンジン始動後に最初の曲に戻ってしまうのが不満で、ほぼそれだけのためにわざわざ入庫しました。ランダム再生しているときに最初の曲に戻ってしまうと、同じ曲ばかり聴くことになっててしまい、ランダム再生の意味がなくなってしまうためです。2015年9月にバージョン56になったときにも上記の問題が解決したとされていましたが、実際に使ってみると完全には解決しておらず、結局USBメモリを使わずiPod touchを使ってきました。バージョンアップ後にUSBメモリを挿して使ってみると、最初にエンジンを再始動した際には無事に停止したところから再開できました。まだ予断を許しませんが、その後数回始動した限りでは、無事にレジュームできています。

停止時にアイドリングストップに入ったことに気づかずにエンジンを止めようとしてブレーキを踏みながらスタートボタンを押したら逆にエンジンが始動してしまうことがたまにあるのですが、エンジン始動後にすぐにエンジンを停止させて、次に再始動させたときには最初の曲に戻ってしまいました。しかしそれ以外の場面では今のところレジュームできています。

アルバムアートワークが表示されないバグが修復されたとありますが、常時カーナビ画面にしていますので、今までも別に不自由していませんでした。むしろ、カーナビ画面でも一番上の行に曲名が表示される方がありがたいです。ランダム再生していると次にどの曲が再生されるか予見できませんし、かといって運転中にいちいち音楽再生の画面に切り替えるわけにもいきませんので。2画面表示にすれば再生されている曲が常時表示されるものの、それだとカーナビ画面の大きさが半分になってしまいますし、運転中に簡単に2画面表示に切り替えられるわけでもありません。

あとは、エンジンを始動してからマツダコネクトが完全に立ち上がるまでの時間が短くなり、音楽再生が始まるまでの時間が短くなれば申し分ありません。

【カーナビ】
カーナビにはあまり不満はなく、運転中に不便を感じたのは、タワーパーキングを出てからGPSで現在位置を正しく捕捉できるまで少々時間がかかったことと、高速道路を走行中にカーナビが一般道を走行していると認識することが時折あったことくらいです。

《お気に入り登録》
お気に入り登録した場所が施設名ではなく地名で登録されてしまうので、お気に入りで登録された場所を見てもどこの場所なのかわからないのが不便でしたが、頻繁に訪問する場所でしたら必ず直近に履歴が残るという理由で代わりに履歴入力を使っていましたので、あまり影響がありませんでした。影響があるとすれば、お気に入りから削除したいときにどれを削除すればよいのかわからなかったことくらいでしょうか。今回のバージョンアップで、無事余計なお気に入り登録を削除することができました。

《高速道路の入口と出口の設定》
高速道路利用時の入口と出口の設定については、今回のバージョンでも最寄りのインターチェンジの周辺から選択する方式で、まだ任意のインターチェンジを選択できるようになっていませんので、途中まで一般道を走ってから高速道路に乗るといったときに不便です。経由地を指定する場合であっても、経由地の手前では一般道優先、経由地の後では推奨ルートというように別々に設定することができません。改善するに越したことはありませんが、改善するためにはプログラムを複雑にしたり参照するデータを増やしたりしなければなりませんので、仮にやるとしても既存のバグの修復がある程度落ち着いてからにした方がよいのかもしれません。

《平均速度設定》
おそらく今回のバージョンアップによるものではなく、バージョン56になったときに追加された機能でしょうが、所要時間を計算する際のベースとなる平均速度は、従来は一般道時速30km、高速道路時速60kmに設定されており、この設定変更できませんでしたが、現在は一般道時速30km、有料道路時速60km、高速道路時速80kmで初期設定されており、かつ平均速度を調整可能になっていますので、より現実的な所要時間計算ができるようになりました。一口に一般道路といっても信号の多い市街地を走るのと流れの良い国道を走るのとでは当然速度が異なりますし、高速道路も同様に、空いていて4車線の高速道路と対面通行区間とでは速度が異なります。平均速度をどの程度に設定すれば正確なのかまではよくわかりませんが、Google Mapの所要時間計算が比較的正確ですので、それに合わせるとよいかもしれません。長距離を移動する際にはもともとGoogle Mapで下調べしていましたので、今までもカーナビで表示される到着予定時間をあまり参考にしていませんでした。

《運転中は操作不可能に》
細かい変更としては、運転中にカーナビを操作できない仕様に変更されましたが、これが本来あるべき姿であり、別段不自由を感じません。

もうしばらく使ってみて何か気づいたことがあれば、追ってご報告したいと思います。