2018年4月14日土曜日

2.2Lディーゼルエンジン初期型にもサービスキャンペーン

2018年4月13日付で2.2Lディーゼルエンジン車の初期型に対してエンジン制御プログラムを最新のものに書き換えるサービスキャンペーンが発表されました。1.5Lディーゼルエンジン初期車でもサービスキャンペーンでDE精密過給制御やナチュラルサウンド周波数コントロール等が実装されましたので、2.2Lディーゼルエンジン初期車でも同様にしないと高価な2.2Lエンジン初期型のユーザーが取り残されてしまいます。また、これから中古市場に出るであろう車の商品価値を高めることは、中古価格の向上、下取り価格の向上、ひいては新車販売価格の引き上げに貢献しますので、営業政策上も必要なことなのでしょう。

どのみちエンジン制御ソフトウェアは最新のものに統一してしまった方が管理は楽で、あとはエンジン制御ソフトウェアのリコールで国土交通省と協議するついでに協議してしまうのが手間がかかりませんが、同日に発表された2.2Lディーゼルエンジン車のリコールはエンジン制御ソフトウェアとは関係ないものです。もしかして1.5Lディーゼルエンジン車のエンジン制御ソフトウェアのサービスキャンペーンの協議を踏まえて2.2Lディーゼルエンジンでも同様のサービスキャンペーンを実施することにしたのでしょうか。

内容は1.5Lディーゼルエンジン車のものと同様なのですが、唯一異なるのが改善の内容の中に「AT車はトランスミッション制御プログラムも最新プログラムに更新します。」という文が含まれていることです。DE精密過給制御にATの制御プログラムの変更が果たして必要なのか疑問ですが、2.2Lディーゼルエンジンはもともとシーケンシャルターボでターボラグが小さめですし、パワーにも余裕がありますので、加速しすぎないようにギアを高めにするのでしょうか。