2018年5月1日火曜日

マニュアルモード時のパワーステアリング

山道を登る際にマニュアルモードで2速固定なり3速固定にすることがよくあるのですが、気のせいか、Dレンジのときよりもパワーステアリングが軽くなっているように感じます。山道ではたしかにステアリングを右に左に切りますので、パワーステアリングが軽くなるのは運転しやすいです。

てっきり単なる車速感応式かと思いきや、もしかして加速度センサーで上り坂を検知しているときにマニュアルモードになるとステアリングを切る機会が増えると予測してパワーステアリングを軽くしているのでしょうか。まっすぐな上り坂ならアクセルを踏み込むだけで済みますが、コーナーの手前でアクセルを抜いてコーナーの出口でアクセルを踏み込む際には、Dレンジだとギアが高すぎて思うように加速しない感があり、そうなるとマニュアルモードにしますので、上り坂でマニュアルモードになるならばコーナーが連続すると推測するのはありかもしれません。できることならDレンジでも運転しやすくなるようATの制御ソフトウェアをさらに作りこんでくれるとありがたいのですが。

油圧式パワステでしたらエンジン回転数が上がるにつれてアシストが強くなりますので、マニュアルモードにしてギアを下げてエンジン回転数を上げればパワステが軽くなりますが、電動パワステにはそのような性質はありません。もしあるとすれば意図的に油圧式パワステと同じ味付けをしている可能性があります。

しかし、そもそもステアリングが軽く感じられるのは気のせいという可能性もあります。アクセルの踏み込みに対して加速しやすくなることでアクセルが軽く感じられ、そのためにコーナー手前でしっかり減速しやすくなることで、単にコーナー手前で速度が低下しているだけということならば、単純な車速感応式パワーステアリングであっても軽くなります。結果的に運転しやすくなればそれでよいので、シンプルな機構であっても体感に影響するならば、別にそれでも構いません。