2020年3月3日火曜日

マツダコネクト2のカーナビのルート選定

マツダコネクト2のカーナビをある程度使ってみると、カーナビが奇妙なルートを提案してくるのが気になります。いつも通っているルートでカーナビでルートを検索するといつもと異なるルートを提案してくることがあります。今まで知らなかっただけで実はそちらのルートの方が早くて走りやすいというのでしたら歓迎なのですが、試しにカーナビのお告げ通りに走ってみると、通常のカーナビなら忌避するような狭い路地に誘導されることがあり、走りにくいうえに従来よりも余計に時間がかかり、どうしてこのルートを提案してきたかよくわかりません。その上、距離が長かったり高速代が高かったりすると、このルートが一体誰の得になるのだろうかと疑問に思います。

土地勘のある道では所要時間も距離も把握していますので、カーナビのお告げのルートの距離と所要時間と比較して検証できます。さらに事後的にGoogle Mapと突き合わせることもできます。そうして事例を積み上げていくと、何かがおかしいのではないかと思うようになりました。

カーナビの基本的な機能として、狭くて走りにくい道には距離に係数をかけるなりして所要時間を多めに見積もることでなるべく狭い道を避けるようなロジックになっているのではないかと推測しますが、それでも基本的には道路種別ごとの速度(一般道は30km/h等)と距離で計算しているのではないでしょうか。NNG時代のカーナビはともかくとして、旧マツダコネクトもマツダコネクト2もやっていることはさほど違わないはずなのですが、その割にはマツダコネクト2のルート選定の方がむしろ退化しているのではないかと思えてきます。マツダコネクトのカーナビにはルート学習機能がありますので、当初のルートの実績と他のルートの実績とを比較して、より有利なルートを学習してほしいものです。

コネクテッドカーでしたらGoogleのように実走行時間データや実走行経路のデータを蓄積してより自然なルートを選定してもよさそうですが、トヨタのコネクテッドカーもまださほど数が多いわけではありませんので、データの蓄積は当面期待できそうにありません。

ビッグデータの蓄積でしたらGoogleが断トツで、Google Mapの所要時間予測の精度は高いのでルートを検討する際にはいつも重宝していますが、Google Mapには狭い道に誘導するという弱点がありますので、これも鵜呑みにはできません。それでも長距離移動の際は高速道路中心のルートになりますので、結構役に立ちます。