2020年3月2日月曜日

My Mazdaアプリによる目的地送信

My Mazdaアプリにはカーナビの目的地を送信する機能があり、車に乗る前に予め目的地を送信できますので、車に乗ってから目的地を入力する手間が省けます。特にマツダコネクト2では画面上のタッチパネルが廃止されてしまったため、文字入力で目的地を指定するのに手間がかかります(コマンダーノブをタッチパッドとして文字を入力することもできるのですが、コマンダーノブを回しながら1文字づつ打ち込んでいくのに対して、入力のしやすさや入力速度に関して優位性が見られません)。

しかし実際には車のエンジンを始動してから送信済の目的地が認識されるまで結構時間がかかります。待っている間に目的地入力ができてしまうのではないかと思えるくらいです。「目的地を送信する」と言われると車に直接送信しているように聞こえますが、車の電源の入っていないときには車に送信されないとなると、実際にはコネクテッドのデータセンターに目的地が送信され、車を始動した際にデータセンターと通信して送信済の目的地があれば取得するという仕様になっているのではないでしょうか。おそらく車のステータス(施錠や走行距離等)についても車からデータセンターに送信し、My Mazdaアプリではデータセンターにあるそれらの情報を取得しているのではないかと推測します。データセンターにビッグデータを蓄積させようとしたら、すべての情報がデータセンターを経由する方が好都合です。

エンジンがかかっているときでしたらデータセンターとの通信がすぐに行われるのか、エンジンをかけたまま停車しているときにMy Mazdaアプリで目的地を送信すると比較的早く読み込まれます。しかしそれでも携帯電話を発信してから相手が着信するまでの時間よりも長くかかりますので、データセンターを経由しているのではないかと推測します。車に乗っているときであっても、車に直接目的地を入力するよりもスマホでMy Mazdaアプリを使って入力する方が文字入力が楽です。しかし、目的地に到着したらエンジンを止める前に次の目的地をMy Mazdaアプリで送信するとなると、起動に時間のかかった旧マツダコネクトの頃と大差なかったりします。