2020年3月18日水曜日

フロントサスペンションとリアサスペンションの突き上げ

フロントサスペンションとリアサスペンションとで挙動がどう違うか興味がありましたので、橋の継ぎ目等の段差のある個所で前と後ろの突き上げの差異に着目しました。段差を越えるときには前と後ろとでタイミングが少し違うため、電車の台車のように「ガタン」という音になります。1回目の「ガ」が前、2回目の「ガ」が後ろです。

何度音を聞いてみても、1回目の前の突き上げの音の方が大きく、2回目はそれよりも弱かったです。「ガガ」というよりもむしろ「ガコン」という感じです。衝撃の大きさも音の大きさに準じていましたので、遮音の問題ではなさそうです。遮音についてはエンジンのある前輪側の方が行き届いているように思われますが、それでも前輪側の方が音が大きかったです。

Mazda 3のフロントサスペンションは他の安い車と同様にストラットで、この部分の挙動はサスペンション形式の違いによるものではありません。後ろ側は意外と気にならなかったのですが、橋の継ぎ目のような左右対称な段差であればトーションビームであってもさほど問題ないということなのでしょう。左右非対称な大きなうねりだと、やはり車体後部が揺さぶられます。

なぜフロントサスペンションがこんなに固いのかを素人考えで推測するに、まずは操縦安定性確保のためでしょうか。もう一つありうるのは、フロントサスペンションで予め大きな突き上げがあれば体がいち早く衝撃に備えることができるのに対し、リアサスペンションでいきなり大きな突き上げがあると体が対処しきれないため、フロントサスペンションの突き上げを敢えて大きくしているというものです。