2020年4月23日木曜日

Mazda 3のタイヤのサイドウォール剛性

冬タイヤで高速道路を走ったときには路面の凹凸を拾ってごつごつして落ち着きませんでしたが、夏タイヤに鋼管してからタイヤのサイドウォールが柔らかい分乗り味がマイルドになって、あまり気にならなくなりました。一般道の速度域なら路面からの情報を拾って揺れがすぐに収束する方が走りやすいのですが、高速道路の速度域で同じように路面からの情報を拾うと情報過多な感があります。もちろん路面からの情報をきちんと拾う方が安全ですし、それでガタガタするなら速度を落とすのが本来あるべき姿なのでしょうが、安全上問題ない範囲でもう少し乗り心地がよくでもよいのではないでしょうか。その点、新車装着タイヤはその辺りのバランスが取れています。

ということから推測すると、第7世代車で冬タイヤ(および新車装着タイヤを履きつぶした後の夏タイヤ)を選択する際には新車装着タイヤと同様にサイドウォールの柔らかめのタイヤを選ぶのがよいのかもしれません。となるとミシュランやヨコハマでしょうか。BluEarth-GTなら新車装着タイヤのProxes R51Aよりも燃費が良さそうです。

反対にブリジストンやダンロップは第7世代車にはあまり合わないということになりそうです。Wintermaxx 02はサイドウォール剛性が高いため、冬タイヤなのに操縦安定性能は素晴らしいのですが乗り心地は厳しいですね。タイヤ断面が長方形というか僅かに台形になっていて、見るからにサイドウォール剛性が高そうです。力は弱い所に逃げていきますが、ボディー剛性が高めでサスペンションが硬めで、さらにタイヤまで硬いと逃げ場を失った力は結局人間にガツンと来ます。Proxes R51Aの断面も似たような傾向ですが僅かに外に膨らんでいます。

新車装着タイヤのうちブリジストンのTuranzaはタイヤが鳴くとの評判ですが、自動車メーカーの求める特性とタイヤメーカーの得意とする特性がマッチしていないのか、Tranza本来の性能を発揮できていないのかもしれません。何から何まで硬くしてしまうと力は結局トレッド面に逃げてしまい接地で不利なのかもしれません。では同じくサイドウォールの硬いWintermaxx 02はどうなのかというと、こちらは冬タイヤですのでトレッド面が柔らかく、それで帳尻を合わせているのかもしれません。