2021年6月19日土曜日

CTSのステアリングアシスト

高速道路でCTSを使うと、まっすぐ走っているときでもなぜか左右にステアリングを切り続けて気持ち悪いのですが、その原因を推測してみました。

基本的に、CTSは近視なのではないかと推測します。晴天時よりも雨天で視界の悪いときにステアリングの切り幅が広くなる傾向があります。遠くを見ていればまっすぐ走って問題ないことがわかるのですが、近くしか見ていないと、水しぶきで画像が乱れたときに、どちらを向いて走ったらよいのか判断がつかないようです。また、路面が荒れていて車体が揺れるとき、遠くを見ていれば自車が揺れているだけであることがわかりますのでそのまままっすぐ走っていればよいはずなのですが、近くしか見ていないと画像が揺れますのでそれに合わせて修正舵を切りたくなるようです。

渋滞時のように走行速度が低ければさほど遠くまで見通さなくても問題ないのですが、速度が高ければ高いほど遠くを見る必要があります。にも関わらずカメラで視認できる距離に限度があると、高い速度域では視認する距離が不足します。

ソフトウェアの作り込みによって改善できるものでしたら将来改善することを期待できそうですが、もしハードウェアの処理能力の制約によるものだとしたら、新しいハードウェアを積んだ新世代の車でなければ改善できないことになります。

それに比べると、人間はある程度運転に慣れてきたら遠くを見て余計なステアリングを切らずにまっすぐ走れるのですから、こういう領域はもしかしたら人間の方が得意なのかもしれません。