2015年1月4日日曜日

アクティブドライビングディスプレイ

アクセラやデミオの上位グレードについているアクティブドライビングディスプレイは不要という声もあるようですが、考え方はプリウスやアクアの速度メーターと同様です。ディスプレイ手前に投影機があり、これを一旦反射させてから凹面のハーフミラーのディスプレイでもう一度反射させています。反射させることで遠方にあるように見せることができ、それによって視線移動を減らすのが狙いです。なお、投影機はディスプレイを折り畳んだ下に隠れるようになっています。

プリウスやアクアの速度メーターはハンドルの左側にあるため視線移動が必要だったり、高さ調整できないために着座位置が高いと見えなかったりしますが、アクティブドライビングディスプレイではそのような部分が改良されています。

アクティブドライビングディスプレイには必要最小限の情報しか表示されませんので、極力そちらを見るようにして下を見ないようにすると気が散ることなく運転できます。

設計の考え方の詳細はマツダ技報 No.31(2013)「アクティブドライビングディスプレイの開発」に記載されています。